2017年12月24日日曜日

怪老人日乗:12月23日(土)

快晴。天皇誕生日。
朝8時半に忘年会より帰宅。すでに起きていた家族と朝食とって、『ウルトラマンジード』最終回見て布団にもぐりこむ。子どもはプール教室。当初の予定ではわたしが連れていく話だったが、オールナイト明けではさすがに無理。この状態で泳いだら目から嘔吐し、耳から鼻血が出る。しばらく深く眠って、気づいたら午後。家族の声で目を覚まして昼食。平和にお好み焼きなどを食べたのではなかったか。


夕方、やりかけだった原稿を完成させてメール。週末に原稿を送っても、編集者チェックが入るのは週明けである。しかし「週末に送った」という事実が残るので、こちらとしてはどうだどうだと胸を張りたい気分になるのだった。まあ、締めきりをやや過ぎてはいるのだけど……。
夕飯とってDVDで映画1本。うつらうつらしながら眺め、その後懸案だった年賀状作り。デザインを確定したことで満足し、自分で自分を褒めたくなり、一文字も書くことなく寝る。


さて。貴志祐介さんの『ダークゾーン』(角川文庫)がそろそろ書店に並んでいるはずである。こちらに巻末解説を書かせてもらった。すでに祥伝社文庫版もある作品なので、今回の角川文庫版では若干ホラー&幻想小説サイドに寄せて解説している。ご興味のある方はぜひ。
『ダークゾーン』は人間が異形のコマとなって軍艦島で殺し合いを演じ続けるというゲーム小説の名作だ。解説にも書いたけれど、この人間コマがいいのである。ボスの幻想絵画から抜け出てきたような、西欧風悪鬼羅刹という感じで。それがずらりと並んださまは壮観。なかに「プルガサリ」というコマがいることは、脱線するので触れられなかった。プルガサリャー。




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