お仕事の紹介をさせていただこう。
知らない人も多いと思うので説明しておくと、おじさんはライターといって、人に取材したり文章を書いたりする仕事をしているんだよ。(説明終り)
で。
本の情報誌『ダ・ヴィンチ』11月号(KADOKAWA)が発売中である。
2号続けて表紙が美麗な『ダ・ヴィンチ』。
特集は「男と、本。声優編」と『3月のライオン』。「男と、本。」は人気のある企画らしいので、このまま続けて「怪奇編」「幻想編」もやってくれないかしらん。
今月は3人の作家さんに取材させていただいた。
森絵都さんの『みかづき』(集英社)は、学習塾黎明期から「三日月」として子どもたちの教育に携わってきた一家の姿を、三世代にわたって描いた長編。思い出すと涙ぐみそうになる、しみじみといい小説です。すでに書評もいっぱい出ていますし、今年下半期の話題作でしょう。
長岡弘樹さんの『白衣の嘘』(KADOKAWA)は、著者のテクニシャンぶりがいかんなく発揮された短編ミステリー作品集。そこから騙しにかかるか!と気づいた時には、もう遅い。まるで幻戯のような世界。今回は初となる医療ミステリーですが、そこは長岡作品のこと、よくある「最先端医療サスペンス!」みたいなノリとは全然違います。
長年愛読してきた夢枕獏さんの「陰陽師」シリーズ。その新刊『陰陽師 玉兎ノ巻』(文藝春秋)についてもインタビューしました。記事ではピアニストのスガダイローさんとコラボしたCD+ブック『蝉丸 陰陽師の音』(スペースシャワーミュージック)についても詳しくうかがっております。雅楽の静謐さとモダンジャズの緊張感がミックスされていて、これはカッコいいわいな。
以上でございます。
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