仕事帰りに中野ブロードウェイに立ち寄り。
まんだらけで白川まり奈『犬神屋敷』(まんだらけ出版部)を購入してきた。
これは怪作『侵略円盤キノコンガ』で知られる怪奇マンガ家・白川まり奈の未発表作品を、ひばりコミックスの体裁で刊行したもの。ずっと気になっていたんだけど、東雅夫氏の「幻想と怪奇」時評(『小説推理』)に背中を押される形でやっと購入。
店員さんによれば店頭在庫はあとわずか、とのことだったのでホラー好きはまんだらけ各店へ急げ!(下北沢の古書ビビビでも取扱あり)
(ひばり書房なのに定価1500円+税。可笑しい)
マンガといえば、hontoに注文していた河井克夫『久生十蘭漫画集 予言・姦』(KADOKAWA)も届いた。
タイトルの通り、十蘭の短編2作を河井克夫がコミカライズしたもの。同じBEAM COMIXから刊行された田辺剛『狂気の山脈にて ラヴクラフト傑作集』(KADOKAWA)とともに、怪奇幻想文学好きならば見逃せない試みだ!
なお。
田辺剛氏のラヴクラフトものは初期の「アウトサイダー」の頃から愛読しておりまして、今回の新作が出たタイミングでダ・ヴィンチニュースにレビューを書かせてもらいました。『コミックビーム』はなんだか大変そうですが、このような怪奇幻想ものを載せてくれるメジャー誌は稀有なので、なんとか存続していただきたいものです。
●世界レベルの怖さと画力! 田辺剛『狂気の山脈にて』が素晴らしすぎる
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