『本の旅人』9月号(KADOKAWA)が届きました。
今月号には
千早茜さんの新刊『夜に啼く鳥は』のブックレビューを寄稿しています。
同作は、日本古来の〈八百比丘尼伝説〉をモチーフに、美しい不死者たちの彷徨を描いたエンターテインメント。
千早さんといえばデビュー作『魚神』でいきなり泉鏡花賞を受賞し、幻想文学ファンを瞠目させた作家として知られています。
このところ現代ものの恋愛小説が続いていましたが、今回は久しぶりに幻想作家としての資質を全開にして、耽美でエロティックで哀しいダークファンタジーを紡いでくれました。
この書評を書くためゲラを読んでいたら、わたしも久しぶりに耽美回路が開いたのか、無性にTHE YELLOW MONKEYの『jaguar hard pain 1944~1994』が聴きたくなって、しばらくエンドレスで再生していました。
ああうっとり。
『ポーの一族』好きにもおすすめです。
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