今日のおやつは「あげ潮」というクッキーであった。
初めて食べたが、私の大好きなレーズン、胡桃、ドライフルーツがごろごろと入っており、昔風の素朴なクッキーでとても美味しかった。
調べてみるとこのクッキー、浜松の「まるたや洋菓子店」という店のものである。
しばらく昼寝していて、はっと目覚めたらテーブルに置いてあったのだが、家人はいつの間に浜松に出かけたのだろう? 今日は上野にダイオウイカを観に行くといっていたはずなのだが……。
家庭の謎は尽きない。
さて。
しばらく更新をさぼっていたせいで、仕事の報告がたまっている。
近いところからお知らせしてゆこう。
近日発売の『ダ・ヴィンチ』11月号では、 怪談文芸誌『Mei (冥)』3号の紹介記事を執筆している。
『Mei (冥)』次号のメイン特集は京都。
〈パワースポット〉〈魔界〉〈伝奇〉といった従来の切り口とはちょっと違った角度から、京都と怪談のかかわりに迫っている。その内容をダイジェストで紹介するような記事を書いてみたので、予告編としてご覧いただきたい。
執筆陣もますます豪華で、人気女性作家が何人も新連載をスタートさせる模様。新芥川賞作家の藤野可織さんも、怪談実話に京都レポートにと大活躍である。藤野さんの怪談実話が読めるのは、数ある文芸誌のなかでも 『Mei (冥)』だけでありましょう。『Mei (冥)』3号はいよいよ今月末発売!
それから。
一月時計の針をさかのぼらせて、『ダ・ヴィンチ』10月号。
『視えるがうつる!? 地霊町ふしぎ探偵団』(角川つばさ文庫)を刊行した、児童作家の越水利江子さんと、東雅夫『幽』編集長の対談を取材・執筆した。
『視えるがうつる!?』は、オトナの怪談読者にも注目されている本格的な児童書怪談シリーズの第一弾。
越水さんが執筆した表題作の世界観をもとに、小島水青さん、宮下恵茉さん、横山充男さんがそれぞれバラエティ豊かな作品を寄せている。
こちらのサイトを見ると、子どもたちの評判も上々のようだ。
毎回、怪談サイドと児童文学サイドから実力派作家が参加するらしいので、『幽』読者にも是非チェックしてもらいたいシリーズである。
それから。それから。
映画『貞子3D2』公開にあわせて刊行された文芸誌『ノベルアクト』3号に、「貞子のいる風景」 なる一文を寄せている。
貞子と一連の『リング』現象についてあらためてふり返った、評論というか、雑感というか、まあ例によってわけのわからないものである。貞子ちゃんのグラビアも載っています。
また、8月9日に刊行された新鋭作家たちによる怪談実話競作集『怪談実話NEXT』(メディアファクトリー)巻末に、みじかめのエッセイを寄稿している。
タイトルは「薔薇が歌をうたうとき」。
まるで美輪明宏かピーターのようなタイトルだが、アーサー・マッケンの『白魔』に由来している。そして私はマッケンも好きだが、美輪明宏もピーターもシモーヌ深雪も好きなのである。
なお、『怪談実話NEXT』は怪談作家による「ナイトヴィジョン」といった趣で、とても面白かった。
さらに遡ると、季節は夏になる。
綾辻行人さんの『Another エピソードS』(角川書店)の新刊インタビューを『ダ・ヴィンチ』9月号で担当し、それと連動して声優の高森奈津美さんのインタビューを『ダ・ヴィンチ電子ナビ』で担当した。
高森さんインタビューは→『ダ・ヴィンチ電子ナビ』
『ダ・ヴィンチ』のインタビューでは、シリーズの気になる今後の展開についても触れられているので、機会があればご覧いただきたい。『Another2』が今からものすごく楽しみ。
で。
こんなに長い期間、ブログの更新もせずになにをやっていたのか、といへば、だよ。
青森にある「キリストの墓」に行っていたのである。
仕事ではない。単なる趣味だ。ずっと行ってみたかった場所だ。夢がひとつ叶った。
青森県に眠るもう一人のキリストに合掌。
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