2012年9月22日土曜日

「東雅夫の幻想文学講座」於盛林堂


昨年11月、住みなれた板橋区赤塚を離れ、西荻窪に移ってきました。
引越した理由はいろいろあるんですが(前のマンションには網戸がなかった、とか)まあ最大の理由は、日常的に古本が買いたかった。これにつきます。


西荻窪には「音羽館」「にわとり文庫」「興居島屋」などなど、みんながニコニコになる素敵な古本屋さんがたくさんあるわけで、まあそういうところに下駄履きで出かけてみたかったんですよ。
最近はわたしが住んでいるマンションのすぐそばに「モンガ堂」という新たなお店がオープンしたりして(で、ここもまた結構よくて)、侘びしい毎日なりにたのしい西荻古本ライフを送っているわけです。南無阿彌陀佛。



(西荻駅の南側徒歩1、2分くらいでしょうか)


で。
怪奇探偵小説と幻想文学方面(だけじゃないけど)において、異様なまでのストックを誇る西荻駅南口の「盛林堂書房」(→サイトはこちら)。こちらで現在「東雅夫の幻想文学講座」という特別企画を開催中です。


というわけで、早速出かけて参りました。


これは先日紹介した大著『幻想文学講義』にちなんで、東雅夫氏が思い入れ深い幻想文学関連書をセレクト、店内の特設コーナーに並べようというもの。棚の本はそのままレジに持っていって、買うこともできるようになっています。テーマは「『幻想文学』を育んだ本、『幻想文学』から生まれた本」。


気になるその内容は……と紹介したいところなれど、現地に足を運んだ人だけがリストを確認できる、というところにポイントがあるようなので、ぐっと我慢の子。気になる方は妄想したり、実際足を運んだりしてみてください。
すでにリストにあがっていて、現物が見当らない本もちらほらあったので、タイムリミットは迫っております。お早めに。あ、『幻想文学』創刊号なんてものもありましたよ!




わたしが買った本くらいならアップしても良いかな。川村二郎著『銀河と地獄』
学生時代、図書館で読んだ記憶がありますが、内容はとうに忘却の彼方。幻想純文学、みたいなものに当時ほっとんど興味がなかったんですよ。三十路を過ぎたいま、あらためてチャレンジしてみたいナアと思っております。


(それぞれ東雅夫氏のコメントつき!)

盛林堂さんに行きますと、この企画のために作られた特製ペーパーももらえます。選書の全点リストとカラー書影、東氏のコメントがついている保存版。「第一号」とナンバリングしてあるところを見ると、ひょっとしてこの先も続くのかい?


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