ヤアヤアヤア、チャゲとアスカの夢芝居(明恵上人臨終に際して詠める句)。というわけでですね、今日もう火曜日っすよー。この日記を読んでいる方は、おお怪老人日乗が更新されてるじゃあん、ウケる、とクリスマスツリーの下でアイスを啜りながら思っているのかもしれませんがですね、私はもうなんかいろいろ焦っておりますよ……。原稿が……。
まあいい。11月は幸いそんなにもう締め切りがないのだ。ひょっとしてあとひとつかもしれない。だとしたら書き下ろしをいっぱい進められるはずだ。今日原稿ひとつ送って9枚。今週のノルマ50枚まであと41枚、これはすべて書き下ろし分にあてよう。
今のBGMはですね、頭脳警察『歓喜の歌』です。90年代再結成時のアルバムで、代表曲のひとつ「最終指令“自爆せよ”」が収められています。わたしは頭脳警察の詩のリリカルなところ、世界文学っぽさが好きなのですね(シンプルな演奏も好き)。笠井潔の矢吹駆ものに近いテイストといいますか、20世紀の戦争と革命のあのヒリヒリした感じでがすね、漂っていて20世紀中毒の私にはたまらないわけです。水晶の夜をテーマにしたPANTAのソロアルバム『クリスタルナハト』なんて相当に好きです。
ところでロックは好きなんだけどロック好きと人前でいうのは恥ずかしい、という複雑な思いがあります。まあ自意識過剰なんですけれども、なんだかロックのノリにどこまでも入り込めないというか、あのストレートな熱さを強要される雰囲気、直情的な革ジャン&ブーツな雰囲気というのが苦手で、だけどクラシックもジャズもテクノも聴かないから、一番好きなのはロックということになるんでしょう。ロックの中で特にグラムロックが好きなのは、性倒錯的で、喧嘩が弱そうで、ロマンチックだからです。つまりわたしは精神年齢5歳児くらいの芸術が好きなのであって、一般的なロックはもうちょっと精神年齢が高い(14歳くらい)ので、そこでかみ合わないのかな、という気もいたします。
と大きく寄り道をしましたが、今日は遅れている原稿を一本送り、さらにゲラ読みを進めて、合間に書き下ろしの作業。図書館に行って資料の借り出し。合間にヤフーオークションと日本の古本屋ともったいない本舗を巡回して、ホラー史の資料を買う。あとイタリアに英語でメールを送りました。怪老人らしく国際的な仕事もしております。Google翻訳がなければどうもなりませんね。
さてこの数日は結構時間が潰れてしまったのですね。主に交通事故の処理、保険屋さんと電話して状況を聞かれて、その後の保証についての連絡あれこれ。はあ慣れないからなんだか疲れます。若干首とか脇が痛いですが、幸い大きな後遺症もないようでホッとしました。あと日曜は駒沢公園に出て、少年野球の試合観戦。12対0という大差で負けたけど、都心の立派なグラウンドで試合ができたからいいんじゃないでしょうか、とか思う人は強くならないよなあ。こんどの金曜は出版業界のパーティ、土曜はNHKの講座。髪でも切りに行ったほうがいいのかなあ……。
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