2024年4月21日日曜日

怪老人日乗:4月21日(日)

そんなわけで昨日は終日お休み。といっても近所をバイクで走り回ってイオンとかブックオフに行くという「ザ・郊外マン」というキン肉マンの超人のような暮らしをしてしまった。これではイカンというわけで、午後は本を読んだり、原稿を書いたり。

結局原稿書いてるんやないけ、という気もするがこっちは書き下ろしの作業なので、仕事というより趣味に近い。こういう風に作業日を区切らないと、いつまで経っても書き下ろしが完成しないぞ……ヤバいぞ……という気がしている。が、X上で読者の方と編集さんが「いつ出るんでしょうか」「朝宮さんもお忙しいので期待せずに待ってください」みたいな優しいやり取りをしていて、うう、無能ぶりがバレている……という風になりましたので、奮起しました。がんばりたいと思います。

そんなわけで今日も3時に起きて書き下ろしやる。こういうことするとまた目眩が出そうだけど、まあ発売まではしょうがないでしょう。朝ご飯たべて今日はふつうに原稿仕事。4時間やっていたらお昼、時間ないので助六弁当的なものを買ってきて食べました。えどの人です。コーヒーで流し込みました。ブラジルの人です。

町内会の会議、おれだけ先に帰っていよということになり、一足先に退散したのだが、あれは何だったんだろう。町内会長が「この名簿には、すでにお亡くなりになった方もたくさん載っておられます」と言っていたが、あの意味するところはみんなすでに死んでいて、私だけが死者の国に迷い込んでいた……という名作映画『2000人の狂人』みたいな話なのだろうか。まあ1年間のことだし、よく分かんなくてもなんとかなるだろう、と思ってそそくさと帰ってきましたが。

でこれからさらに4時間働いて、趣味の残り時間は書き下ろしにあてます。せっかく出てきたので最近の仕事を紹介。『ダ・ヴィンチ』5月号に京極夏彦さんと澤村伊智さんのインタビュー記事。『ムー』5月号に音楽霊媒ローズマリー・ブラウンの紹介記事を執筆。ディスクユニオンから出たCD『実録!世界オカルト音楽大全』vol.1とvol.2にオカルト史的なライナーノーツを執筆。あとは何だろ。ウェブにも相変わらずいろいろ書いていますが、しかしウェブの記事ってさ、モノが残るわけじゃないし、サイトが閉鎖されたら消えるのであろうし、なんだかむなしいですねえ。ホラーワールド渉猟もどっかで本にしてくんないかな。




というわけでTレックス聴きながら日記をつけました。『銀河系よりの使者』は秋間経夫さんがおっしゃるようにややオーバーワーク気味で、Tレックスらしいタイトさがないのだが、しかし「オール・アローン」とか華やかさと寂しさを兼ね備えた佳曲もあるし、やっぱりTレックスはどのアルバムもいいな。若い頃は洋楽に詳しい人になりたいなあなどと夢のようなことを思ったりしましたが、結局Tレックスだけ聴けていればいいやという気もします。そのくらい好き。無意味で可愛らしくて意味不明で幼稚で異星的。

というわけで先日、エゲレスからTレックスのオフィシャルTシャツを通販してしまった。届いたらやけに生地が薄くて不安だが、これがボラン節だと思って着ることにします。あーあああー。みんなも聴いてください、Tレックス。私のワニの絵のルーツは杉浦茂とTレックスだと思います。




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