2018年4月4日水曜日

怪老人日乗:4月3日(火)

本日も快晴なり。
午後から取材一件。というわけで午前中はゲラの再読。メモを取りながらの再読だから案外時間かかり、昼食はさんで15時まで。最寄りの公立図書館まで歩いたが、なんだか肌暑いほどである。肌暑いというのはたった今思いついた若者言葉で、ちらっと暑いくらいのニュアンス。今年流行るんですって。


身繕い済ませて外出。中央線と東西線を乗り継ぎ、東京右半分エリアにて某作家氏にインタビューする。1時間半ほどで無事終了。通りを歩いていたら、こんな人がいてギョッとする。ふだん東京の西側で暮らしていると、なかなか生きた忍者を見ることもないのである。


(背後に立つのはスタンドか)


某社編集さんらとお夕飯一緒し、東京をつーッと横断して22時帰宅。今日のしりとり読書は「キ」のつく本で、月村了衛『機龍警察』を再読中。噫、なんて面白いんでしょう。ママ感激。


長野の怪談作家、丸山政也氏から新作『奇譚百物語 拾骨』(竹書房文庫)送っていただく。丸山さんの怪談は見えない刀で肉を断たれるような、張り詰めた怖さがなんとも心地よい。拝読するのが愉しみ。ご恵贈感謝いたします。




先月お仕事した雑誌もあれこれ届く。
『怪 vol.0052』(KADOKAWA)にて京極夏彦さんに新刊インタビュー。あちこちで話題の短編集『虚談』(KADOKAWA)についてじっくりと。この世界で息をするようになって長いが『怪』への登板は今回が初めて。創刊号を大学生協で買い、同級生と口もきかずに読み耽ったあの日から20年、記念すべき号に載ることができてわたしは嬉しい。




『本の旅人』4月号(KADOKAWA)では、知念実希人さんに新刊インタビュー。最新医療ミステリー『祈りのカルテ』(KADOKAWA)についてお話をうかがっています。同作の主人公は『螺旋の手術室』にも出てくるあのキャラクター。感涙のストーリーとともに、両作がどうリンクするかもお楽しみ。




また、京極夏彦さんの3社合同新刊キャンペーン「三社横断京極夏彦新刊祭 三京祭」の特設サイトでも、著者インタビューを担当しております。
こちらで読めますのでぜひどうぞ。→http://kyogoku-fes.com/special.html
「百鬼夜行」シリーズの新作短編、読みたい……。


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