2016年8月21日日曜日

ほんとにあった!カルトなビデオ⑧ 『超能力気功法』



唐突にブログを更新するのだ。なぜ?理由はない。
そんなわけでカルトなVHSテープを紹介してゆく人気企画もこれにて最終回である。いやあ名残惜しい。ほんとに名残惜しいなあ。ほんとだってばさあ。


今回紹介するのは高藤聡一郎『超能力気功法』(学研/1991年)だ。
まずは著者の高藤聡一郎について紹介しておこう。






高藤聡一郎(たかふじ・そういちろう)は1948年東京都生まれ。
東京都庁に勤務した後、民族文化に興味を持ち、世界各国を放浪。台湾にて「中国仙道」と運命的な出会いを果たし、修行に励んだ。帰国後はその成果をもとに仙道の普及に努め、78年刊の『仙人入門』(大陸書房)をはじめとして多くの著作がある。
一時期、学研の「MUブックス」からたくさんの本を出していたので、オッカルトな話題が好きな方なら書店で名前を見かけたことがあるだろう。


『超能力気功法』はそんな高藤氏がこれまで培ってきた超能力開発のメソッドを、惜しげもなく公開したものだ。書籍で学び、ビデオで実践。学んでから見るか、見てから学ぶか。超能力野郎志望者ならば見ておいて損のない作品なのだ。


ではこのビデオのどこがカルトなのかと申しますと、一にも二にも高藤氏のルックスである。あっ、はっきり言ってしまった。そうなのだ。常識的に見て、高藤氏のルックスがあやしすぎるのだ。 これからその画像を掲載しようと思うのだが…閲覧に際してはぜひ「かぶっている」「かけている」「つけている」という3つのキーワードをあらかじめ心に留めていただきたい。
いいですか、いきますよ。



















お分かりいただけただろうか?
かぶっているのである。かけているのである。で、つけているのである。
しかも高藤氏、あまり人前に出るのが得意でないのか、激しく左右に視線が泳いでおり、見ているとこっちまで不安になってくるのである。「そんなにムリして画面に出なくていいのに!」と声を掛けたくなってしまうのだ。


ビデオはイントロに続いて、門弟たちによる気功の実演がなされてゆくのだが、そんなことより師匠のことが気になって気になって、ちっとも頭に入ってこない。
どうして変装しているんだ?誰かに追われているのか?気功でなんとかならんのか?


弟子たちは全部で5~6人だろうか、白い中国風のスウェット上下を着込んでおり、入れ替わり立ち替わり画面に現れては気功法を披露する。
「ガリガリ君」みたいなヘアスタイルをしたコンビを除いては、門弟同士それほど仲がよさそうには見えない。1人、役者みたいな雰囲気をまとった男前がいて、「おれはちょっと他の連中と違うぜ」という気配を発しているが、上下スウェット姿だからあまり説得力がない。
この人ら、普段どんな会話をしてるのかなあ、修行後みんなで呑みに行ったりするのかなあ、などと想像しているうちに本編30分のビデオは終了した。
途中、「オーラメーター」「スーパービジョン」などの耳慣れないワードが出てきて混乱するが、何事もそういうものだと思えば問題はないだろう。


やはりこの作品の問題はただ一つ、高藤氏のルックスだけだ。どうしてつけ髭なのだ。稲川主義者?ドリフターズ?それともチャップリン好き?深夜のドン・キホーテであつらえたような青い中国服も気に掛かるし…。






 (弟子も気になって横目で見ちゃうぜ)


(本作が誇る名コンビ)



ところがだ。
この記事を書くにあたって検索してみたところ、意外な事実が分かったのである。
ネット上の情報によれば、高藤聡一郎氏は世間に顔を覚えられるのを避けるため、メディアに登場する際はいつも変装していたというのだ。
そういうことだったのか!あっさりと疑問氷解。三条京阪駅前のブックオフにてこのビデオを購入して早20年(たしか250円くらいだった)。高藤氏のルックスが気になって、なかなか修行が手につかなかったんだけど、やっと本気で超能力を身につけることができそうだ。


次に会う時は、俺は俺じゃなくなっているかもしれないぜ…そういってAさんは幻魔大戦のように笑ったということである。




というわけで、わが家の謎なVHSを紹介する企画もこれにて終了。明日より通常のHORRORなブログに戻ります。


今度の企画をやってみてあらためて感じたのは、ガチャコン、ウィーンというVHSのアナログ感はかっこいいぜええ、ということである。かさばるし、画質は劣化するけどね、あの映像の固まりを機械に突っ込む、という感覚はクローネンバーグ的であり、やはり捨てがたいものだ。
最近また音楽カセットテープが流行っているともいうし、遠からずVHSが脚光を浴びる日もあるのではないか。VHS好きとして、ひそかにそう願っているのだ。


と、同時に…大事に保管してきたテープの多くがネット動画にあがっていることを知って愕然…そろそろ不燃ゴミに出しても大丈夫かなあ…とも思っているところなのでした。





(オーラメーター!)






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