2015年4月17日金曜日

『ダ・ヴィンチ』5月号



パソコンを修理に出していたため、しばらく投稿できませんでした。


わたしのノートパソコン、どういうわけかキーがよく取れるのである。
半年ほど前にも一度、丸ごとキーボードを交換している。
前回は「I」のキーだったけど、今回は「S」。


どっちにしてもよく使うキーだから、不便なのなんのって。なるべくサ行の単語を避けて文章を書いたり、筒井康隆の『残像に口紅を』のようなアクロバティックな対処をしていたけど、どうにもならなくなって修理に出したわけ。
その場ですぐに治った。

「なんとか嵌りました。違和感はあるかも知れませんが、使う分には問題ないはずです!」

と、修理工房の人はいうのである。
プロはすごいなあ、あんなぐちゃぐちゃのキーをもう修理しちゃったよ、と感心しながら秋葉原から御茶ノ水方面に向かって歩いていると、有名な書評家のAさんとすれ違った。


で、パソコンが直ったので、御茶ノ水のコーヒー屋でさっそくたまった仕事を片づけよう、と思ったのです。パソコンを開いて、文章を打つこと数分。いや、数十秒。今度は「N」のキーがぽろっと外れた。うおおう、と叫ぶ間もなく、続いて「O」のキーまで。まるで歯が抜ける老人のように。ぽろっ、ぽろっと剥離してゆくではないか。
しおしおのパー。


せっかく頼んだコーヒーをがぶり飲みほし、あわてて秋葉原方面へ戻ろうとした。
と、そのときだ。
有名な書評家のAさんが、すーっと目の前を横切っていったのである。


ぞーっとしましたね(稲川師調)。
Aさんと、わがパソコンの不調との間にはなんらかの相関関係があるのではないか。
あるいは、Aさんは怪鳥モスマンのように、パソコンの故障を予兆するUMAなのではないか。
そんなことを妄想している、今日この頃なのである。


結局、パソコンはキーボードを丸ごと交換することになりまして、無事戻ってきたわけなのです。
で、だいぶ遅れたお仕事の紹介。
『ダ・ヴィンチ』5月号(KADOKAWA)がとっくに発売されています。




今月号では京極夏彦さん、藤木稟さん、月村了衛さんのお三方にそれぞれ新刊インタビュー。
鬼気迫る怪異小説集『鬼談』についてのインタビューは、ウェブでも読めますよ。
こちら→http://ddnavi.com/interview/233326/










0 件のコメント:

コメントを投稿