2014年11月20日木曜日

「山田正紀時代小説コレクション」だって!?


な、なんだってーっ。
ネット書店をぶらぶら巡回していたら、こんなものを見つけてしまった。
「山田正紀時代小説コレクション」、日下三蔵編。
来年2月から刊行予定。
書影がすでに出ている。






山田正紀先生といえば、むちゃなことを考える方として知られていて、ファンはみんなそのむちゃなところに魅了されているわけである。そのむちゃさというのは、AとBという、遠いところにあって普通ならまず結びつかないものを、妄想力という強力ボンドでくっつけるところによって生まれる、一種の異化作用、デペイズマンの手法によるところが大きい。




それは時代小説でもそうで、うわあ、時代小説でそれをくっ付けちゃうんだ、というところが非常に気持ちがいいのです。私ははっきりいって、時代小説があまり得意ではないのだが(メタリックな感触なものが出てこないから)、山田正紀の作品は数少ない例外だ。
未読の作品も収録されている。読まないと、買わないと!






最近は『人喰いの時代』『謀殺のチェスゲーム』が書店さんの仕掛けによってブレイクしたり、SF大作 『最後の敵』が河出文庫から再刊されたりと、またまた波に乗っている山田正紀先生。
最新作『クトゥルフ少女戦隊』ももうじき二巻が出るぞ!!


夢の中。
誰かが向こうから歩いてきて、あなたのこめかみに銃口を当てて、いきなりガーンと撃ったとします。ギョッとしますよね。それが山田正紀の作品です。
撃たれてください。




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