2013年2月9日土曜日

「怪談OF THE YEAR2012」決定!


『ダ・ヴィンチ』3月号が発売となりました。
ちうわけで、お仕事の紹介をば。



まずは〈今月のブックマーク〉頁にて、神永学さんに新刊『イノセントブルー 記憶の旅人』(集英社)についてインタビューいたしました。

 
神永さんといえば『心霊探偵八雲』シリーズをはじめとして、クールな美形主人公が大活躍するエンターテインメント、というイメージがあります。が、この『イノセントブルー』はちょっと違う。著者自身、新しいことに挑戦してみたかった、と語るだけあって、強烈なキャラクター性やアクションといった得意技をあえて封印、より幅広い読者層に開かれた、落ち着いたトーンの物語に仕上がっています。

テーマは輪廻転生。
前世で縁のあった人間同士が、海辺のペンションに集合、運命の一夜を過ごす、という戯曲的構成の作品です。くわしい作品の成り立ちなどについては、インタビューをご覧ください。



さらに。
宮部みゆきさんの最新時代小説『桜ほうさら』(PHP研究所)についての紹介記事を一頁執筆。

 
上総国搗根藩から江戸に出てきた浪人・古橋笙之介。彼が深川で長屋暮らしをしているのには、ある理由があった。かつて故郷で起こった謎めいた賄賂事件。笙之介の父を切腹にまで追いこんだその事件の背後には、どんな手跡でも真似ることができるという、謎の偽文書作りがいる。

もしこの技術が、藩の跡目争いに使われたら大変なことになってしまう。笙之介は父の汚名をそそぐため、そして藩の騒乱を防ぐために、江戸に隠れているはずの偽文書作りを探しているのであった、というのが発端のストーリー。
藩のお家騒動をめぐる巨大なメインストーリーに加え、「文字」をテーマとしたふたつの怪事件が描かれてゆく、時代ミステリーです。個人的には、奇怪な暗号文字を扱ったパートを面白く読みました。

発売は2月27日。プロローグとしてお読みいただけると幸いです。



んで。
今月の目玉といえば「『幽』怪談通信」コーナーでしょう。
〈怪談OF THE YEAR 2012〉が決定!
怪談&ホラージャンルのランキング企画は、あるといいなあ、やってほしいなあ、とことある毎に言ったり書いたりしてきましたが、『幽』編集部R氏の男気によりついに実現しました!これは怪談史的には大きな事件。来年以降も是非つづけてほしいものです。

気になるその結果は……是非誌面でご確認ください。
写真をチラッと載せておきます。書影がいくつか見えてしまっているのはご愛敬。やっぱりあの二作は強いですねえ。私の選考コメントも掲載されておりました。



(『日本むかしばなし』の鬼の超合金で、ボカシを入れてみた)

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