2026年9月5日土曜日

怪老人日乗:9月5日(土)

土曜日がやってきた。ところで最近よく寝ている。以前は4時間とか5時間睡眠だったのだけど、最近は6、7時間寝ている。そうするとやっぱり元気なわけで、寝るのは大事だなあと思った次第であります。でも今も〆切がないわけじゃないから、別に暇になってよく寝ているわけではない。単純に寝ちゃうのだ。11時くらいになると眠くなるのである。昔はありがちな話だが昼夜逆転生活だったのに、いまは11時に寝て5時とか6時に起きるという健康優良生活である。無印良品生活である。通販生活である。骸骨生活である。あばばばば。

ええとねえ、日記をつけるよ。でも昨日もそんなに事件は起きなかったんだよなあ。午前中はあわてて原稿ひとつ書く。その前にビリー隊長の運動を30分する。ビリー隊長については前々回の怪老人日乗を読んでください。しかしビリー隊長はどの時代を見ても顔が同じだなあ。当たり前か。顔が変わったらホラーか。

そして「ダ・ヴィンチ」用の原稿ひとつ書く。最終号ですすめたい本みたいな企画だが、気負っても仕方がないので(1冊を選ぶのは難しい)ふつうに最近読んで面白かったホラーをあげてみた。新刊をあげるほうが「ダ・ヴィンチ」らしいかなとも思う。午後はテープ起こしをする。これも「ダ・ヴィンチ」最終号用。あと急ぎのものとしてはアンソロジーと書評があるのだが、それも土日になんとかしたいなあ。

新たな書籍書き下ろしのために打ち合わせも2件入る。本を書くのはしんどいし、大変なのだが、去年から今年にかけて3冊書いてみて世の中への広がり方みたいなことを考えると、やる価値はあるなと思った。現代ホラーの歴史についてはこれまで雑誌でさんざん書いてきたという思いがあり、『ホラ100』に書いた評論「現代ホラーの新しい波」についても、過去の原稿の総まとめ的な側面があったりするのだが、しかし本の形にして残しておくのは大事であるような気もする。雑誌と書籍では参照のしやすさで大きな差があるのである。本なら電子書籍ですぐに買えるし、大きめな図書館に行けば読めるからね。

10月は函館に帰省することになりそう。長らく帰っていない(2年以上)から今回は5日くらい帰ろうかな。昔住んでいた町をぶらぶらしてみたい。うちは市内で一度引っ越していて、当時住んでいた借家がずっとそのまま建っていたのだけど、今はどうなっているかなあ。さすがに取り壊されちゃったかしら。

そうそう、「ダ・ヴィンチ」といえば「本棚探偵」に取材していただいた最新号が届く。自宅に来ていただいてじっくり仕事部屋&書庫を見てもらい、本との関わりについてもインタビューしてもらった。当日かなり散漫にしゃべってしまった記憶があるのだが、野末友岐子さんのまとめでとても分かりやすい記事になっていた。松島由林さんのイラストもすばらしく、私がもっとも影響を受けた『現代怪奇小説集』や、子どもの頃の愛読書である松谷みよ子『ジャムねこさん』などもイラストになって掲載されている。感激である。


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