もっくもくの木曜日だよお、と謎のアイドルが叫んでいる。森の奥で。膝から下はすでに樹木化している。それでも叫ぶのだ。がんばれ、謎のアイドル。というわけで連休が終わった。びょよーと去っていったのである。いや、そんな音など立てずに、静かに影のように去っていった。もっと物が倒れるような音がしてくれたらいいのだけど。というわけで抒情的に平日が始まり、うーん、困った。5連休にやろうと思っていた〆切が終わっていない。この間、何をしていたのだろう。本を読んでいたのだ。本を読むのも仕事だからいいのだが、ちょっと調子に乗って読み過ぎた。原稿を書く方も大事な仕事なのだった。
というわけで慌ててやる。昨日の水曜日は朝5時に起きる。お米を炊かないとと思っていたら緊張して早起きしてしまったのだった。今は奥さまが帰省しており、子供と二人である。朝ごはんの用意はわたしがしなければならない。炊飯器のスイッチを入れておけばいいではないかと思われるかもしれないが、うちは炊飯器がないのである。もう5年くらい土鍋で炊いている。わたしは土鍋の扱いが下手だから、ルクルーゼの鍋で炊いているが、やり方は同じようなものである。慣れると30分で炊けるからそんなに大変でもないのだが、ちゃんと起きないと朝ごはんが生米事件になる。なので緊張して5時に起きたのだった。
昨日は曇りの予報だったが結局ぽつぽつ降り出す。午前中、暇そうにしている子供を連れて、バイクでトイザらスに行ってきた。市内のショッピングセンターに新しくオープンしたのである。「これがおもちゃかあ……」と阿呆みたいな顔をしておもちゃを見てきた。子供も同じような顔をしていた。なんだこの親子、と思われたかもしれない。何も買わずに帰る。「せっかく来たからジュースでも買うか」「いらないよ、帰って炭酸を呑もうよ」「そうだな……」という感じで、まるで阿呆のようなお出かけであった。連休らしくていいのではないでしょうか。
思えばわたしは子供の頃、父と無為にホームセンターなどに行くのが好きだった。父には何か用事があったのだろうが、いや、あれも無為なお出かけだったような気がする。父はわたしと同じく無趣味の人で、たとえば釣りに行くぞとか、山に行くぞとか、そういうことに誘われた経験はない。漫然とホームセンター(函館にあった通称「くまちゃんパイプ」のお店)に出かけるばかりであった。日曜は母親が生け花教室に行っていることが多く、父と二人のこともちょいちょいあったのだ。
お昼はパスタを用意して、美味しんぼのアニメを見ながら食べ、子供は午後ジェイソン・ステイサムの映画を観ていたので2階でちょっと仕事。午後、子供はお茶教室の茶会に出かける。夜は迎えにきてほしいというので小雨の中迎えに行き、全身雨に濡れてしまった。もうだめだ。濡れたままお夕飯を作って、子供と食べて、文鳥をベッドルームで寝かせて、お風呂に入ってなどとしていたら夜中近くである。夜中、原稿書くが眠い。エンターサンドマンである。
というわけで今日も朝5時代に起きて、お米を炊く。今日もうまく炊けた。適当に豚汁つくって煮物といっしょに食べて、子供は学校、わたしは用事があったので外出。仕事関係だが一瞬で済む用事だったので、10時くらいには帰宅する。そこからあわてて原稿やっているというわけ。皆さまの連休はいかがだったでしょうか。こちらは4冊くらい本を読んで、多少のんびり。「ダ・ヴィンチ」関係で外出することもなくなったし、電車に乗る機会も減り、今後は身体もだいぶ楽になるのではないか。などと思っているもっくもくの木曜日なのである。あなたの脳みそをコレクションに加えさせていただきましょう。ぴゃっぴゃっぴゃ……
0 件のコメント:
コメントを投稿