2026年7月3日金曜日

怪老人日乗:7月3日(金)

今日も4時に起きる。仕事があるので、と思うとパチッと目が覚めるのである。しかしわたしは寝入りがいいので寝不足などはあまり感じず。というかこれまでの人生で「寝付けない、眠りが浅い」と感じたことはほとんどないのだ。数回、おばけの本などを読んで「怖いよー、怖いよー」と眠れなかったことはあるけれども、そんなことはレアケースに入ったレアチーズケーキであって、大抵は布団に入った瞬間、ばたんと意識と視界が暗転している。

しかしこれも年を取ってくると分からないですね。若い頃は私はいくら食べても太らなかったんですよ。よくいるじゃないですか、「ほら、ボクって太れないタイプだからさ、フフフフ」とかいう奴が。どちらかというとあれに近い感じだったんですけども、といってもそんな嫌味っぽい感じじゃないですよ、いわゆるもやしっ子的な人間、もやし人間でしたが、それでも最近は食べたら食べるだけ肉がつきますからね。「ああああ、本当に太るーーー」と驚いております。だからそのうち「ああああ、本当に眠れないーーー」となるのかもしれない。いや、多分そうなる。眠れぬ夜は、側転を……あなたの窓の下まで……ぐるぐるぐる……べろべろべろべろ……電柱をなめ回す……。

というわけで今日は早起きして日記をつけている。世界で10人くらいしかこのブログの読者はいないのだが(うち3回は自分でカウンターを回したから7人かも)その数少ない読者の皆さんも、早朝に日記が更新されるなんて、とびっくりするに違いない。いや、しないか。しないな。自分が読者でもしないと思う。大げさだった。しかしなぜこんなに早く日記をつけているかといえばですね、ちょっと時間が空いてしまったからなのだ。

今日の早朝、イギリスの推理作家協会が選ぶダガー賞の発表があったのだ。翻訳部門には雨穴さんの『変な絵』がノミネートされており、「受賞したらぜひ電話でコメントを」という依頼を2社からもらっていたのである。そういうことならと海外の書評をネットで読んで、候補作の『変な絵』も久しぶりに読み返して、コメントの内容を朝からまとめていたのだが、残念なことに受賞はならずで、用意していたコメントが宙に浮いたのであった。それでさまよえる心を落ち着けるために、この日記をつけているわけである。和菓子の季節である。和菓子が食べたい。

雨穴さんの「変な絵」、英ダガー賞逃す 翻訳部門で最終候補も

https://mainichi.jp/articles/20260702/k00/00m/200/403000c



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