2023年11月27日月曜日

怪老人日乗:11月27日(月)

外出せにゃいかんのでさささと書くぞ。こういう時こそ音声入力したらいいのか。しかし音声入力もそのまま貼りつけるわけにはいかず、誤字脱字誤変換を修正し、改行など整えたうえで出さないといけないから、結局それなりに手間はかかるんだよね。よね。よね。

ええと土日のことを書きます。久しぶりに「今日は××の〆切」というのがない状況で、心臓がほっとゆるむのが分かる。やはり緊張してるのだなあ。で土日をかけて某新人賞の下読み。量が多いので時間があるうちにやれるだけやる。合間にバイクに乗ってホームセンターカインズへ。なんでも関東にある一番でかい店舗が、うちの近くにあるんだそうで。

畑、柿の木、陰惨なコンクリート大仏などの近くを走り、行っていましたよ。ホームセンターは楽しいなあ、何でもあるなあ、と思い始めたら立派な「郊外の人」だが、私は昔からそうなのだった。そういえば中学生の時、友だちと「ニューウェイ(地元のホームセンター)行こうぜ」と意味もなく足を運んでいたきがする。ストーブとか、雪かきするスコップとか、そういうのを見ていると安心するのだ。

話が脱線しがちである。何しに行ったのかといえば、マフィンを買いに行ったのだった。某イベントでマフィンを売った業者がいて、そこで食中毒が出たとか、マフィンが糸を引いていたとか、怪奇な事件があったけれども、その流れで「カインズのマフィンは安くて美味しいよ」という情報を目にし、情報化社会に踊らされている私としては、すぐに検索して出かけてきたわけである。こういうのも裏を返すとステマ……的な何かだったりするのかもしれないが、そこまで疑っていてはシェーをしたまま森に消えるしかない。

というわけで(脱線がマジで多いな)行ってきたんですよ、カインズに。マフィン、たくさん種類があって美味しそう。モーニング390円でマフィンとコーヒーが飲める、素晴らしいですねー、と本を読みながら食べた。

『涜神館殺人事件』、メイドの名がヘレン・ヴォーンだったりする(マッケンの「パンの大神」)ことからも分かりやすく怪奇小説、探偵小説へのオマージュが多いのだが(ジョン・サイレンスなんて人物まで出てくる)、だったらイギリスを舞台にすればいいのにとも思わないでもない。どこの国とも知れない「帝国」が舞台で、舞台は20世紀初頭くらいらしいのだが、異端信仰、ケルト崇拝のようなものが出てくるのに、イギリス、ケルトという言葉を出していないから、せっかくのアーサー・マッケン的恐怖が弱まっている気がするのだ(涜神的・冒涜的な感じを出すなら、現実と地続きの方が怖いはず)。ラノベだからいいじゃんという話もあるだろうし、現実と地続きでない方が楽しいという人もいるだろうから、そこは趣味の問題でなかなか難しい。

話自体は、テンポ良く展開し、娯楽性の高い怪奇探偵小説という感じで、その手のネタが山盛りてんこ盛りなので好きな人ほど楽しい。幽霊屋敷に大勢の霊能者が招かれる、というマシスン『地獄の家』や小野不由美『ゴーストハント5 鮮血の迷宮』のパターンで、次々と奇怪な殺人事件が起こる。

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