怪老人日乗：6月30日（金）

6月は30日までしかない。昔「西向く侍シェーの月」と覚えたとおりである。そんなわけで明日から下半期であり、神々の黄昏であり、西洋の没落なのであるが、そんなことより今日は〆切が3ツくらいあってどうしましょうね。まあなんとかなるべえ。

昨日まで取材3連チャン。ところで――また脱線するが――この「連チャン」という言葉はおそらく死語に近い。少なくとも若い人はあまり使わないのではないか。もともとは麻雀の言葉のようだが、私は麻雀をしないので、本来的な使い方はしたことがないのだけれど、「連続」というよりつい「連チャン」という言い方をしてしまうのは、世代の差、という気がする。よく考えると「タラちゃん」みたいな響きで、なんか面白いのであるが、なんとなく使ってしまうのだった。

なので連チャンのままで続けますが――火水木と取材3連チャンでありまして、すべてがホラー・怪談系だったのは夏場ということもあるが、おなじみ『怪と幽』の仕事が始まっているからでもある。『幽』は年2回の刊行だったから〆切がくるまで余裕があったが、『怪と幽』は年3回の刊行、ちょっと油断しているとすぐに次の号の仕事が降ってくるのであった。

『怪と幽』といえば昨日の取材で、同誌の激レアグッズをもらってしまったぞ。お化けの平和を守るヒーロー・カイトユウマンのアクリルスタンドだ。編集長R氏が自腹でこさえたという代物。こいつはお宝だ！

このところ湿度が高く、エアーコンの除湿機能を働かせて仕事。さて書評を仕上げて、某誌ホラー特集のリストを作るか。これが午前中。午後は某インタビュー記事に着手で、いいところまで行こう。夜は録画していた心霊特番を見る。7月23日（日）の夜にツイッターのスペース機能を使ってなにかしゃべることになりそうなので、ご都合のいい方はよろしくお願いいたします。

昨日のおやつは巣鴨みずのの塩大福。最近、取材の前には大福を食べることにしていて、次回は渋谷方面。楽しみである。もろもろの〆切が7月10日にやってくるので、それまでに分散して仕事を進めないとなあ。