怪老人日乗：5月21日（日）

世間は文学フリマで沸き立っていたようである。あのイベントに行くとみんなえらく本を読んだり書いたり売ったり買ったりしていて、まったく出版不況とはどこの世界の話じゃらほい、と思うのだが、ま、それとこれとは違う話なのだろう。いずれにせよ活字方面が盛り上がるのはいいことであり、ホラーが盛り上がるのはさらにいいことであって、参加した皆さん、お疲れさまでした。

私はといえば粛々と家で仕事……していても飽きるので外を転々としながら仕事していた。朝7時半に家を出て（少年野球の送り）そのままコーヒー屋で書評用の本読み、図書館に立ち寄ったら予約していた資料が期限切れで戻ってしまい、ＯＨと天を仰いで一旦帰宅。隣の市と反対隣の市の図書館までそれぞれ電車に乗って借りに行く。お昼、お外で回鍋肉的なものを食べ、そのままミスドで原稿書き夕方まで。へろへろと帰宅して、ベッドでさらに原稿書き。こういう時、携帯でやれるのは体を休められて便利だ。

月曜までの〆切が6ツ、いや本当はもっとあるのだが、それは知らないふりをしておくことにし、とりあえず6ツをキャラクター化して、壁に貼りだした。このへんてこなモンスターを一体ずつ倒していく。たしか剣豪宮本武蔵も大勢を相手にするときは、細道を逃げながら1人ずつ斬っていくという戦法をとったはずで、あれは脳のキャパシティがやや頼りない系の人にはいいやり方なのではないかと思う。

最初に倒したのは上の黒犬みたいなやつで、次に蟹みたいのを倒そうと思ったが、これは出先のMacを使わないと完了できない作業で保留。左下の殺人キラーみたいのを倒し、昨日丸一日かけて左上のタマネギ邪神をほぼやっつけた。今は図右下の西洋おばけみたいなやつと戦っていて、今夜中になんとか倒せそうだが、中央にいる三ツ目のボスっぽいやつはHP270の強敵で、徹夜しても終わるかどうか。まあ、死なない程度に、落とさない程度にがんばっている。