怪老人日乗：1月4日（水）正月完結編

お正月気分もすっかり抜け落ちました。いや、まだ世間的にはお休みの方も多いのかな。学生さんなどはそうでありましょう。こちらは3日あたりから仕事本格始動。元日から仕事初めしてはいたのだが、3日にスケジュールを確認し、あらためてエクセルシートでやることを管理してみて、「こりゃいきなり臨戦態勢だ」と蒼白になったわけである。

3日の午前中、子供はお茶教室の初釜。よく知らないが千利休的なイベントだろう。頭に頭巾を載せているあたり、松尾芭蕉的でもある。よく知らないが……。お昼はお汁粉だった。このブログを読まれている方は、私が甘党であること、とりわけあんこ好きであることはご存じであろう。例年あんこは煮てもらっているのだが、今年は2袋、大鍋で大量に煮てもらってお餅を3ついれて食べた。まだまだ鍋にたくさんある。心が平安だ。

机の下が寒いので電気ひざかけなるものを買いに行った。いくつか店をまわったがどこも品切れ。インテルネットで買うのも怖いので、結局紳士淑女のパラダイス、イトーーーオオオオ……ヨオオーー……カドオオオオーーー……で買いましたがこれがなかなか優れもの。下半身が暖まるだけで、部屋の居心地がだいぶ違う。柄もタータンチェックで可愛らしいし、いい買い物であった。

んで4日。明け方死体のようにむっくり起床して机に向かう。作業が呆れるほどあるので、世間が動き出す10日までに極力進めておかなければまずい。スケジュールを壁に貼り、1時間やったら1つ丸印をつける、というスタイルにして同時並行でやる。この表だとなんだか分からないが、表のトップに仕事のタイトルが書いてある。つまり現状、12の〆切が並行して走っているというわけだ。

お昼までやってまたお汁粉。午後のおやつにはあんこだけ食べる。言い訳なしのハードコアスタイル。お夕飯、おせちの残りと絹揚げと白菜の煮浸し、鯖の塩焼き、五穀米。久しぶりに普段のおかずを食べたが、これはこれでいいものである。しかしおせちが終わると、いよいよもって平時に戻ったという感じ。

そうだ、なぜこの2日間いまいち仕事が進まなかったのか思い出したぞ。子供を仮面ライダーの映画に連れていったのである。奥さまは興味なしというので、子供と二人大泉学園の映画館へ。私もライダーはまったく分からない。映画は劇場版だけあって見せ場の連続、バトルにつぐバトルだが、知らないライダーが次々出てくるので、ルールの分からないスポーツでも見ているようだった。しかしライダーは顔のいい男の人がたくさん出てくるので、それなりに楽しいのだった。帰り道、「映画の撮影見たことある？」と子供に聞かれたので「ちい散歩の収録なら見たことあるよ」と答えておいた。