2017年12月22日金曜日

怪老人日乗:12月21日(木)

快晴。
毎朝子どもに怖い話をねだられるのだが、でっち上げるのもネタが尽きてきた。昔話、都市伝説、海外ホラーなど織り交ぜつつ話す。ここ数日のヒットは「リカちゃん電話」。お化けが段々近づいてくる興趣は、子どもにも理解できるようだ。そういえば澤村伊智のホラー長編『ずうのめ人形』って、リカちゃん電話パターンでもあったのだな。


朝食とって身繕い。食後のおやつにカップケーキ(余ったバナナで昨晩作ったもの)食べてから神保町方面に出陣。S出版社にて年明けの取材について打ち合わせ。顔合わせを兼ねたものだったのではるばる出てきた割にはさらっと終わり、昼時の神保町をぶらぶら。ある古書店の店先で大量のこけしが段ボールに入って売られていた。「激安!」とあったがほんとに安い。いや、こけしの相場は正直よく知らないが、小サイズ300円は安いのだろうと思う。こけしに囲まれて暮らしたい人、チャンスです。




明大そばの洋食屋でお昼済ませ、そこから飯田橋某社で仕事。御茶ノ水から二駅なので歩こうと思ったが、ノートパソコン背負っていたのであっさり諦め国電で向かう。今月分の請求書を出したり、来年進行の準備をしたりしていたらもう夜。どこかで抜けて原稿書こうにもそんな隙間はなかった。逆立ちしたまま新書1冊読み、中央線に揺られて20時ころ帰宅。子どもはすでに寝ており、妻と夕飯とる。台所に妙にかぼちゃと柚子がいると思ったら、明日は冬至なのであった。
11時から2時頃までリビングの床で寝て、さすがの寒さにむつくり起き、そこから朝方まで仕事。曖昧なままにしていた原稿、片を付けねばならぬ。


久しぶりに今日のあんこコーナー。
神保町で買ってきた「大丸やき」。時川真一『東京あんこ案内』でも紹介されていた老舗である。一見ただの大判焼きのようだが、生地はむしろカステラやどら焼きに近い。完全手作りというあんは砂糖が多め。そのためかとろっとしており、ここも一般的な大判焼きとは異なる点である。あんだけ食べても美味しいし、生地との境目を味わうのもおつである。素朴ながらちょっと他にはない味で、銘菓と呼ぶにふさわしい。「少年ジャンプ」に持ち込みに行った際はぜひお試しを。




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