2017年9月6日水曜日

最近うちに来た本


仕事が一段落したので、映画館で『新感染 ファイナル・エクスプレス』を鑑賞してきた。
ああ、面白かった。
これは非常によくできた災害パニックものだ。
ホラーというより『タワーリング・インフェルノ』とかあの類のジャンルだが、丁寧に描かれた人間ドラマにぐいぐい心を掴まれ、2時間があっという間である。とりわけ主軸になる父娘のドラマには感涙。わたしは昔から「父親とは?」という話に弱いのだ。


ついでに新刊書店をチェック。
『ナイトランド・クォータリー vol.10』(アトリエサード)が出ていたので購入する。こないだ9号を紹介したばかりと思っていたがもう3ヶ月経ったのか。早いな。
カバーを飾るのは森馨氏の可憐な人形作品。
ところで過去の森さんの作品集に、わたしがちらっとだけ出演している、というのは国内では殆ど知られていない事実である。もちろん、海外でも知られていない。





ステファン・グラビンスキ『火の書』(国書刊行会)も出ていたので買う。
国書刊行会といえばアンドルー・ラング『夢と幽霊の書』も欲しかったけど、今日のところはぐっと我慢の子。国書刊行会と河出書房新社の本、月々欲しいものすべて買っていたらそれだけで国家財政が傾いてしまう。まだ月初のうちだしなあ。



 

ついでに古本屋を覗く。
ホイットリー・ストリーバー『コミュニオン 異星人遭遇全記録』(扶桑社ノンフィクション)があったので買う。
エイリアンアブダクションを語るうえでは欠かせないこの本、縁がなくてこれまで読んでいなかった(あちこちのUFO本でくり返し紹介されているので、わざわざ読む気が起こらなかったのもある)。
ご存じない方のために説明しておくと、ストリーバーは映画『ウルフェン』の原作などで知られるホラー作家だが、ある日エイリアンにさらわれたとしか思えない恐怖の体験をした。
その経験を描いてベストセラーになったのが、この『コミュニオン』なのだ。
 



さらに。
旧知の怪談作家丸山政也氏より、最新作『恐怖実話 奇想怪談』(竹書房文庫)をお贈りいただいた。
丸山さんの「奇妙な味」がする怪談はデビュー作来愛読している。ほかにはない硬質さと不可解さがあって好きなのだ。
前作『実話怪談 奇譚百物語』にも、ロンドンの不気味な廃教会や、ビートルズのレコードジャケットの様子で現れた亡霊、火だるまでのたうちまわる人影など、印象的なエピソードがいくつもあった。
今回も読むのが楽しみです。


この場を借りてあらためて御礼を。





明日は休暇で伊東へ行ってきます。
「伊東に行くならハトヤ」、というわけでハトヤに泊まってきます。


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