さてさて。
『トーハン週報』誌をめくって新刊をざっとチェックしていたら、こんな本にぶつかった。
会津信吾、藤元直樹/編『怪樹の腕 〈ウィアード・テールズ〉戦前邦訳傑作選』 (東京創元社)
うわおう。全然知りませんでした。2月28日発売予定。単純に〈ウィアード・テールズ〉誌のアンソロジーというのではなく、 戦前の邦訳をそのまま収録しているというのが実にマニアック!
海野十三をはじめとして、わが国の怪奇探偵小説には、明らかに海彼のパルプホラーと同時代的に響き合っている要素があるわけですが、それらが当時どれだけ邦訳紹介されていたのかは、いまひとつ分からないところがあった。ホラー翻訳紹介史として、非常に貴重な試みだと思います。
楽しみらー。
★
異様きわまる女流作家アンナ・カヴァンの短篇集『アサイラム・ピース』(国書刊行会)はもう発売になっているようですが、近所の書店では見あたらず。近々都会の本屋さんで購入せねば。
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