2026年6月20日土曜日

怪老人日乗:6月20日(土)

どどどーんと土曜日がせり上がってきた。舞台の中央から。その左右にはきのこが立っている。立ち尽くして泣いている。そういう土曜日がきたら、あなたどういう責任を取ってくれるんですか?

というわけで日記なのですが、ええとですね、なんか昨日は曖昧な日だったなあ。曖昧な日っていうのは特別忙しいわけでもないが、やることがないわけでもない、いろいろやった気がするが目を瞠るような成果もないという日でありまして。金曜日、早朝から原稿書き。遅れていた書評をがんばって昼過ぎに送る。なかなか考えがまとまらなかったが、じりじり進めてやっと完成。うーん、加齢とともに文章を書くのがますます遅くなっている気も。

あちこちからいろんな連絡がきてそれにメール返信。ためていたお仕事連絡をXに投稿。取材用の新作ゲラ読み。そういったことをしていたら夜になりまして、お夕飯はなんだっけな、ぶりの照り焼きだ。録画してまだ見ていなかった今週の笑点を見て、さらに録画して見ていなかった先週のアド街(池袋の回)を半分だけ見て、稲川淳二の「生き人形」をYouTubeで聴きながら寝る。ご存知のとおり生き人形というのは1時間くらいあるわけだが、「この話、してもいいですか」(会場拍手)みたいな序盤の序盤で、ぐーと寝てしまって、恐怖を一ミリも味わうことがなかった。

で今日は雨だそうですよ。ぴろりんぴろりん。宇宙人でも捕まえて焚き火にするかあ……。

あ、そうそう。告知ごとがいろいろ。『ドグラ・マグラ』特装版というのがKADOKAWAから発売される。昨日あたりからXで話題になっていたようだが、それの挟み込み冊子にエッセイを寄稿することになるようだ。なるようだ、っていうかこの企画自体は前から聞いていて、編集さんから相談されたりもしていたので、いい形になりそうで嬉しいです。市販の文庫どころかネットの青空文庫で読めるものを特装版で出すというのはなかなか冒険だと思うのですが、本文異同の問題などは解説の鈴木優作さんがフォローしてくださるでしょうし、エッセイ寄稿者も私はともかくとして、「猿人マグラ」の佐藤究さん、「居酒屋脳髄談義」の澤村伊智さんですからね。ちょっと高いけど本棚がぐんとかっこよくなること確実なので、ご検討してみてください。しかしみんな特装版をよく出すよなー。そういう流れなんだろうなー。そのうち美味しんぼ特装版も出るんじゃないのか。

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