2023年9月12日火曜日

怪老人日乗:9月12日(月)

なんと、9月も三分の一が過ぎてしまったではないの。ビックリ人間ショーである。さてまたしても久しぶりの日記となったわけだが、この間何をしていたのだろう。「一休さん」のように頭に指をやって考えてみるが、どうにも思い浮かばないな。ただ週末からこっち、ずっと仕事をしていた記憶はあり、あまり蒲団で寝ていない気もする。

昨日〆切の原稿がですね、なかなか大変であっちこっちの図書館を駆け回って資料をかき集めていたんですよ。必要なものは買うわけですけども、全部買っていたらTHE破産なわけで、公立図書館を使います。東京のいいところは近隣の提携自治体の本も予約・貸し出しができることがすね。私が住んでいるH市ならお隣のN市、K市、K市、K市(カ行ばっかりだな!)の本を借りることができ、これで必要なものは概ね揃うのである。が、今回はどうしても見つからない本があり、わざわざ新宿区立図書館のカードを作りに行きました。新宿鮫は気前がいいので、都内に住んでいる人なら誰でもカードが作れます。

んで本を積み上げて原稿を書いていたのが土日月。部屋でやるとどうにも気が散るので、書庫にこもって、ミカン箱(ただしくはコアップ・ガラナの段ボール箱)にパソコンを置いて、背中を丸めてやっておったよ。棟方志功のようでぐんぐん捗るが、背中の痛いのなんの。背中を丸くするのはよくないですね。猫に伝えてほしい。猫背はよくない。

でその原稿が終わったのが11日の夜(ところでこんな話しててお時間大丈夫ですか?)。そっから某月刊誌の入稿作業に行かないといけないのだが、うーん、今から出たら終電がなくなりそうだなあ。深夜電車に乗るとなんだかえらく気疲れするし、いっそ早起きして始発で出かけよう、と思ったのでありました。

で今日ね。始発にこそ乗れなかったものの、4時45分にむっくりと眼を覚ましまして、おにぎりを食べて電車でゴー。某編集部には当然誰もおりませんね。そこで入稿作業を4時間ほど。無事終わって午前9時。まだまだ今日は始まったばかりだぜ。カフェーに飛び込んでモーニングセットを食べつつ、取材用のゲラ読み。対談取材なので2つゲラを読まないといけない。合間に出先でワニの絵を描く。スマホで撮影しているところを女性に見られた。恥ずかしい。アーティストぶっていると思われたらどうしよう。


(早朝の東京村)


ゲラ読みに案外時間がかかって午後。そっから質問項目を組みたててメール送信。さらに原稿書き。今日明日で2つ仕上げりゃいいや、なんとかなる兵衛、と思っていたら、思わぬところから伏兵が飛び出してきて、よく戦国時代などは草むらに雑兵が隠れていて、槍で攻撃してくることがありますが、あれに近い状況になり、「某インタビュー今日までですが、どうですか」とメールが届く。忘れておったよ。というわけでノルマが3つに増え、こういうのをノルマンディーⅢと呼ぶのであろう。俺もなんだかよく分からない。ともあれ3つの原稿をぐるぐる回しながら進める。さて無事に終わるだろうか。

明日の取材はポッドキャストの収録も兼ねているようで、担当さんにどういうこ
とかと尋ねてみると「初めてなので私もよく分かりません」との返答。うーん、それじゃしょうがねえ。せめてトローチでも舐めておくことにしよう。明日は家族の誕生日なのでケーキを食べたり、ごちそうを飲んだりする予定。なおさら原稿を進めねばならぬ。

昨日聞いた恐い話。ハチに刺された人が朝起きたらハチ人間になっていたらしい。ハチミツばかり舐めて、まるで仕事をしなくなったらしい。問い詰めても「これが仕事だ」といってはばからない。最後は「じゃ、さいなら」と叫んでジャングルの奥に消えたらしい。後には空のハチミツの瓶だけが残されていたという。これは東京都でHさんが実際に体験した話だ。


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