2023年4月14日金曜日

怪老人日乗:4月14日(金)

ああ、なんだか忙しない一週間だ。月火水と連続で原稿を仕上げ、ほとんど寝ずにもう一本あげたのが今朝、というか13日の朝の話。それを先方にお送りして、バッタリと2時間だけ仮眠グセンチュリー。怪談を聞きながら寝ていたせいで、夢の中に島田秀平が出てきた。

そこからたまったメールの返信、取材の支度などして夕方外出。某K社にてミステリー作家お二人の対談取材。取材前担当さんから「同僚たちが朝宮さんが来るのを待ちかまえています」とメールが届いて、ひええとなる。各方面いろいろお待たせしているのである。

対談自体は大変面白く、和やかに終わって作家さんお二人、各担当さん交えて会食。飯田橋の家庭料理風のお店。好きな人ばかりで怪談話などが出る。作家さんのお一人、子どもの頃ガチの幽霊屋敷に住んでいたそうで、畳が目の前でへこんだり、器物が飛んだり、すごかったらしい。いつかエッセイに書いてもらいたいものだ。

帰宅して22時。お風呂からあがってメールチェックしていたら、一件大慌てで対応しなければならないことが出て、原稿を送る。ドキドキの介。こうして昼も夜もない暮らしを送っているので『吸血鬼ヴァーニー』を読み始めた。古典=テンポがのろいというイメージがあるが、山口雅也氏の解説によるとこれはスリラー調らしい。テンポがのろい吸血鬼ものはあまり得意じゃないので、ハラハラドキドキだといいなあと思いつつ冒頭を読む。寝ているおなごが血を吸われておった。

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