2018年7月14日土曜日

怪老人日乗:7月14日(土)


案の定というべきか。
ツイッターを始めたらブログの更新が滞るようになった。
こちらはこちらで大事にしていきたいし、愛着めいたものもあるので、粘着質に続けていきたいと思っておりますが。


さて。世間は三連休。しかし平日遊んでしまったので(福島旅行に行っていたのである)気にせず自宅作業に没頭。
ゴールデンウィークからこっち、妙に気ぜわしい日々が続いていたが、やっと一段落したので本を読んで過ごす。
ドナルド・E・ウェストレイク『さらば、シェへラザード』、工藤美代子『凡人の怪談 不思議がひょんと現れて』、ヘレン・マクロイ『牧神の影』などを同時並行で進めつつ、仕事用のゲラも読む。
やはり〆切に追われていない生活というのは、心身に負担がなくていいですなあ。かつて喜国雅彦氏が「(原稿を書かずに)本だけ読める仕事があればいいのに」ということを書いていたが、つくづく同感。


夕涼みに散歩に出るが、いやいや、全然涼しくない。バイクの修理に西荻まで行きたいが、この炎天下運転する元気もない。
ウェストレイク『さらば、シェへラザード』は原稿が書けないのに〆切だけがどんどん迫ってくる、でどうしようもないから自伝的な原稿を書いちゃう、もうアカン、ヘルプミー……といった感じのメタフィクション。〆切に遅れがちなわたしには非常におっかない本である。脱線してゆくぼやき芸がとにかく可笑しく、1章ずつちびちびと読んでいる。




福島旅行についても簡単に触れておくと。
火曜日から木曜日にかけて、福島に2泊3日で出かけてきた。
1日目と2日目は会津若松で刊行。鶴ヶ城を見たり、竹本健治の小説で有名な栄螺堂を見たり、白虎隊の墓所を訪ねたり、県立博物館で恐竜の骨を見たりした。 宿泊したのは東山温泉。フロントに「近所にクマが出ました」と張り紙があっておののいたが、山すその静かな温泉地でした。窓からは一面の墓。


3日目は円谷英二監督の故郷、須賀川まで。街中にあるウルトラヒーロー&怪獣のモニュメントを探して歩き回る。
円谷英二の縁者がやっているウルトラマンショップにも立ち寄り、子どもにソフビ人形などを買う。郡山から新幹線、銘菓ままどおるなどを買って帰宅。
初めて足を運んだが福島は近い、近い。大宮から郡山なんて1時間である。また行ってみたいと思っています。





(ユートム!)


仕事の報告したかったけれど、長くなったので項を改めます。

 

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