2018年1月7日日曜日

怪老人日乗:1月7日(日)

快晴。
仕事部屋に溢れかえっている本から、売れるものを峻別。40冊ほど紙袋に詰めて、国分寺の七七舎に売りにゆく。いつもなら西荻窪の音羽館まで売りにゆくのだが、今日は子連れだったので近場で。査定結果は後日。それにしても、40冊減ったくらいでは室内の見た目はまったく変わらない。怪奇幻想小説と超常現象をきっぱり諦めたら8割くらい減らせそうだが、そうなると本を持っている意味がなくなる気もする。
日中妻は花屋さんとの新年会に出かけ、数時間子どもと過ごす。わたしはいまだ風邪気味で調子出ず、子どもも鼻ぐずぐずで体力なし。夕方帰宅すると部屋の電気消えており、妻悪寒がするといって寝込んでいた。風邪に魅入られた正月であることよ。


そうそう。
いま思いだしたが昨晩、近所のコンビニまで買い物に行ったら、その脇に白い帽子をかぶった小さなお地蔵さんが立っていた。おかしいのである。帰省するまではここにお地蔵さんなど立っていなかったはずだが……。風邪で頭ぼんやりしていることもあり、その佇まいが妙に怖い。背筋がひんやりとする。こわごわ近づいたら、何のことはない、ごみのつまったビニール袋が低いフェンスに置かれているだけであった。


『本の旅人』1月号(KADOKAWA)とどく。
巻頭インタビューの下村敦史さん(新刊『サハラの薔薇』について)、川瀬七緖さんと池澤春菜さんの対談(川瀬さんの新刊『テーラー伊三郎』について)の2企画の取材・構成を担当しました。ご高覧いただけると幸いです。




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