2017年12月24日日曜日

怪老人日乗:12月22日(金)

快晴。
今日も寝床で子どもに怖い話。今朝は映画『ジョーズ』を翻案して話す。スピルバーグのお蔭で受けを取ることができた。朝食とって近所のコーヒー屋。放置していた原稿、さっさと書き上げる。つもりが午になっても出来上がらず。ま、一旦帰ろう。


この日妻は所用あって吉祥寺に外出。夕方まで雪男(仮)と留守番。昼飯を食べに国分寺駅前までぶらぶら出る。近所でしきりに掘り返していた空き地、大きなマーケットができるようで嬉しい。ただ裏を返すとわがペンギン村も人口増加しているということで、畑や林が切り売りされてアパートが建ったり、空き地が潰され建売住宅になったり、という景色をよく目にする。寺山修司『百年の孤独』のラストシーンのように、一夜にして高層ビル群ができるかもしらん。
ファミレスでお昼とったのち、本を見ようと誘うと「パパみたいに怖い本?」と尋かれてしまった。すっかり怖い話、怖い本の人というイメージ。まあ間違いではない。あれこれ絵本見ていたら夕方になる。刀をかついでぶらぶらと、江戸時代の浪人のように帰宅。せっかく駅前まで出たのにコーヒー豆買うの忘れ、近所のスーパーで挽いてあるラバッツァを初めて買う。ほどなく妻も帰ってきた。


お夕飯とって小一時間仮眠。21時すぎにむつくり起きて、さささと身繕い。さすがに深夜が近づくと寒いようだ。22時前、都心で開催される忘年会に参加すべく家を出る。え、そんな時間に。と自分で突っこんでしまうが、そうなんです。この忘年会はスタートが深夜なのだ。中央線上りに乗って都心まで。さすがに空いている。会場のカラオケ店に入ると、今年お世話になった仕事関係の人、この会で1年ぶりに顔合わせる人すでにずらり。そこから一晩かけて延々と、特ソン、アニソン、昭和歌謡が百鬼夜行のごとく順繰りに歌われ、ハッと気づくと朝7時。8時間もこの店にいたのである。
すっかり明るくなった街で散会。もうろうとした記憶を辿れば、わたしも野坂昭如『黒の舟歌』など唄った気が。 賑やかで楽しうございました。さすがに帰りの電車では熟睡。





0 件のコメント:

コメントを投稿