怪老人日乗：12月20日（水）

快晴。
テレビを点けるとパンダとお相撲さんのニュースばかり。午前中から外出し、飯田橋某社にて某月刊誌の校了作業。ぎりぎりまで画像入らないものがあって少々焦ったが、最終的には万事なんとかなるように出来ているのであり、実際なんとかなり、慌てて上野方面へ移動。作業中、小さな書評2つ請け負う。正月に読まねばならぬ本、いくつか抱え込んだ。
上野では某社にて取材1件。動物園とは反対の中央口にも、大きなパンダのクリスマスツリーが出ている。これもシャンシャンブームの余波であろうか。担当さんを待つ間に入った上野駅内の書店、ホラー文庫に力を入れているようである。棚がまるで黒い絨緞だ。この手が好きな書店員さんがいるのだろう。


今年最後となる取材、テレコが爆発炎上することもなく無事終了。パンダのことをなんとなく考えながら帰る。澁澤龍彦はパンダについて何か書いていただろうか。『ET』については書いているのだが……と思っていたらもう自宅であった。ホヨヨ。お夕飯を食べ、妻と並んでDVDを眺め、頭の隅に追いやっていた原稿のことを思い出す。ま、今日は忘れてもいいかな。
小学館より小説誌『STORY BOX』1月号が届いた。「第１回警察小説大賞募集開始記念・選考委員座談会」（相場英雄さん×長岡弘樹さん×幾野克哉さん）というページの取材とまとめを担当している。警察小説大賞はその名のとおり警察小説に特化した新しい新人賞。ミステリー作家志望者は注目されたい。