怪老人日乗：11月7日（火）

快晴。朝食とってすぐに仕事、のつもりが貧血でいまひとつ力入らず。このブログなどつけて過ごす。これじゃあアカン。というわけでバイクに乗って外出。コーヒー屋で某誌対談記事まとめ続き。やっとこ形が見えてきた。


帰宅してお昼、温かい蕎麦に鶏肉浮かべて食べ、おやつは沖縄土産に買ったジミーのマフィン。紅芋とキャラメル味を半分ずつ。届いたままになっていた『ダ・ヴィンチ』12月号、食卓でめくる。今月号では「大人の男のひとめぼれ」特集にて、柳広司さんと平山夢明さんにインタビューした。そのほか、『幽』のお仲間ライター門賀美央子さんによる宇佐美まことさん新刊インタビューなどを熟読。虚淵玄さんという方のお顔は初めて見たが、意外にも『仁義なき戦い』的ルックスでびっくり。


調子づいてきたので午後も外。今日は暖かく、バイクのエンジンも調子よくかかる。これがもうちょっと寒くなると……ああ、もう考えたくないな。隣駅に出てコーヒー屋で夕方まで原稿。合間に仕事用の本読み。月半ばまで予定がきつきつで、カレンダー眺めていると蒼ざめてくるが、このくらい詰めないと生計がたたないのも事実。つくづくライターという仕事は肉体労働である。
出先でパソコンに向かっていると、仕事のメール一本受信。旧知の編集Nさんからでインタビューのお仕事。取材日が多忙ゾーンともろかぶりだが、それでも受けてしまうのは貧乏性のせいかしら。もうこれ以上は受けないぞ、と鼻息荒く思っていたら今度は別のNさんより電話。レビューの依頼一件。「そ、それはちょっと」と言いつつも、内容が怪談絡みなので引き受けてしまう。うう、みんな貧乏が悪いんやー。
原稿はそれなりに進み、別のコーヒー屋に移って夜まで。一橋大学前の大通り、街路樹が色づき、夕空は澄みわたって気分爽快。すっ飛ばして帰る。増田書店に寄りグスタフ・マイリンク『ワルプルギスの夜』探すが、置いていなかった。 まあ、買ってもしばらく読む暇はなさそうだけれど。


帰宅して玄関を開けたら、もうクリスマスツリーが飾ってある。聞けば『ウルトラマンタロウ』のミラクル星人の回を見返していて、飾りたくなったらしい。それもなんだかなあ。夕飯は昨日の続きでごま味噌鍋。今日は水餃子＆エビ餃子も入れ、ちゃんぽん麺で〆。早めに風呂に入って、そっからまた原稿あれこれ。深夜に1本完成して某誌編集さんにメール。夜になってまた仕事の依頼。こちらは取材日が月後半なので、ありがたく引き受ける。
来年の手帖をそろそろ買わなければ、と思いつつもう年末。どうしよう。愛用していたDELFONICSのやつが廃盤になってしまい、途方に暮れている。