2016年3月5日土曜日

『ダ・ヴィンチ』4月号でアリスシリーズ解体全書!



本の情報誌『ダ・ヴィンチ』4月号(KADOKAWA)が発売となりました。






今月の特集は有栖川有栖さん
その代表作である2つの「アリスシリーズ」について記事を執筆させてもらいました。


『ダ・ヴィンチ』読者のアンケートをまとめ、その結果を総括した「読者に聞いた2つのアリスシリーズ、その魅力とは?」、2つのシリーズをマニアックに紹介した「江神二郎解体全書」「火村英生解体全書」の計6ページ分です。


アンケートはいずれも熱いコメントばかりで、読んでいてこちらもテンションがあがりましたね~。
「解体全書」は両シリーズの全作品を久しぶりに読み返し、ひたすらポストイットを立てながら、江神二郎&火村英生にまつわる情報を拾ってゆくという作業。思わず読みふけってしまったりして時間はかかりましたが、ファン冥利に尽きる楽しいお仕事でした。


ドラマ『臨床犯罪学者 火村英生の推理』をきっかけに、有栖川ミステリーの世界に興味を持った方も多いはず。
今回の記事ではビギナーには「面白そう!」と思ってもらいつつ、年季の入ったファンの皆さんには随所でニヤッとしてもらえる、そんな構成を心がけました。面白がってもらえると幸い。
他にも有栖川有栖さんへのロングインタビューなど、盛りだくさんの保存版大特集です。
 





今月は他にもお仕事をいろいろ。
まずは。
怪盗探偵山猫 黒羊の挽歌』を刊行したばかりの神永学さんにインタビュー。


神永さんとは昨年末、『浮雲心霊奇譚 妖刀の理』についてインタビューさせてもらって以来数カ月ぶりのお仕事です。今回はシリーズ4作目となる新刊について、タイトルにある「羊」に込めた意図、「山猫」というキャラクターがどこから生まれたのかについてなど、色々うかがっています。そうかあ、そこから生まれたキャラだったのか。ファンなら必読の内容かと。
なお、このシリーズもドラマが絶賛放映中ですが、おそらく偶然でございます(笑)。





そいから。
初の小説『最低。』を刊行した紗倉まなさんにインタビューしました。


発売から1週間で3刷が決まるなど、あちこちで話題を呼んでいる『最低。』ですが、断言しましょう。この本は面白い。著名人が書いた本、というだけでスルーしている人がいるなら勿体ないですよ。
とにかく作者である紗倉さんと、作中の「AV女優というお仕事」との距離感が絶妙。そこがしっかりしているので、幅広い層にアピールする優れた小説になっています。
今回のインタビューでは、愛読する桜庭一樹や桜木紫乃についても語っていただきました。





他にも。
吉田修一さんの『怒り』のコミカライズ企画に文章を寄せたり、あちこちに出没していますので探してみてくださいな。
今月号のもうひとつの特集、「A.B.C-Z」は後ほどじっくりと読む予定。







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