2026年6月8日月曜日

怪老人日乗:6月8日(月)

『13日の金曜日part2』を見ながらこの日記をつけております。ロマンチックやわー。というわけで月曜日が始まった。いや、もう半分くらい過ぎちゃってるけども。

気づいたのだが先週参加した加門七海さんの『裂神』(光文社文庫)刊行記念イベントについて書く機会がなかったな。というわけで軽く回想しますが、加門さんには去年も新宿のロフトプラスワンに呼んでいただいて、それに引き続きのトークイベント参加となりました。今回は同じロフト系列のネイキッドロフト横浜。このライブハウスが入っている味わいのあるムービルは今年取り壊されてしまうらしい。つまらないなあ。古いものを壊すというのはあまり誉められたものではない所業である。

でトークイベントは楽しく、加門七海さんの新作のこと、それにまつわる怪奇体験などを聞き手としてうかがった。いや、非常に面白かったのであった。『祝山』がほぼ実話ということは前から知っていたが、かなりコアの部分(あれがああなってしまうあたり)も実話だと知ってびっくりしたのである。山の神社は怖いですねえ。で光文社の方、来てくださった門賀美央子さんも交えて打ち上げして、さすがに横浜は遠くて帰ったら日付が変わっていた。

さてさて。昨日は文庫解説(10枚)を粛々と書いて、午後に完成。K社編集氏にメール送信する。これで残りは6つ。先は長いな……でもなんとかなってきたかな。今日明日で3つくらい完成させたら、いい感じになるのではないだろうか。駄目だろうか。

というわけで今日も朝から仕事。まずはテープ起こし×2つ。これが気の重い作業なので、スマートフォンでホラー映画を流しながらやる。YouTubeで無料配信されているホラー映画、結構いろいろあるのでマリオ・バーヴァの『白い肌に狂う鞭』(すごいタイトルだけどゴシックな名作)などをチラ見しながら手だけ動かす。昔の映画は短いので3本くらい流せた。終わって散歩がてら隣駅まで。健康大事。豆腐などを買ってお昼を食べ、午後も原稿書き続き。しかし3時くらいになって猛烈に体が重たくなり、まるでコナン君の毒針に射されたがごとし。移動疲れが今になって出てきたようだ。1時間ちょっと仮眠、疲れているのか変な夢をいろいろ見た。むーん。

今日は短めのインタビュー原稿をひとつ仕上げて、もうひとつに着手しつつ、書評もやって、難物の文庫解説も進めて、雑誌に依頼されている評論のメモ取りももやって、という感じでいこう。まあそんなにできるわけがなくて、取らぬタヌキの腹つづみになりそうだけれども。ぽんぽこぽんぽこぽんぽこぽんぽこ……。

ぽんぽこぽんぽこぽんぽこぽんぽこ……ぽんぽこぽんぽこぽんぽこぽんぽこ……ぽんぽこぽんぽこぽんぽこぽんぽこ……。

2026年6月7日日曜日

怪老人日乗:6月7日(日)

いやあひさしぶりの日記となってしまった。山を越えるような人生である。海を泳ぐような人生である。まるでマグロが登山をしているようだ。まったく意味が分からないと思うが、書いている方もわからずに適当に書いているので許してくだサイクロプス。というわけでですね、まあでも6月初旬は忙しいんだよな。忙しかったではなくて目下忙しい。あー、まずいなーと毎日呟いて暮らしている。予定表を見ては、まったく間に合っていない進行にため息をついている。

進行が遅れているということは、言うまでもないことだが、いろんな方に負担をかけてもいるわけで、そういうのはとっても心臓によくない。私だって適当人間ではないので、そういうのはやっぱり心に染み入る蝉の声なのだ。赤子のような声が、窓の外から聞こえてくる。バブーバブー。

とはいえですね、粛々とやるしかない。先週はアンソロジーの編者解説(17枚)をひとつ書いて、某月刊誌のレギュラー記事を書いて、それで終わってしまった。一週間のうちに2つイベントがあったからなあ。働ける日が普段より少なかったというのもありますね。まあがんばろう。

昨日(6日)は大阪の梅田ラテラルにてトークイベント。ラテラルさんに声をかけていただくのは去年夏に続いて2度目である。『日本ホラー小説史』についてのイベントを、ということで即座に思い浮かんだのが大阪在住の牧野修さんで、お声がけしてご快諾をいただいた。ありがたいことであった。イベントでも話したことだが、牧野さんには20年くらい前にコーヒーをおごっていただいたことがあるのだ。それが嬉しくて、昨日あらためてお礼をお伝えすることができた。

大阪イベントはよく新幹線が止まって遅刻するので、7時台に家を出る。9時ちょっとののぞみに乗り、車中でおべんとうを食べて11時45分頃には新大阪着。よしよし、いい感じだ。しかし大阪駅と梅田駅の関係がいまだによく分からず、ちょっと道に迷う。阪急のヘップファイブがあるあたりまで出てくれば、関西に住んでいた頃よく遊びにきたあたりなので、若干は勝手知ったるなのだが。時間がちょっとあったのでコンビ二プリントで配布資料を25部印刷。家からデータをコピー機に送信しておいたのである。近未来ウォーリアー。東通商店街(ここもまんだらけがあるのでよく来た)を歩いて、ラテラルに着。そうこうしてたら牧野さんも到着されて、二人で控え室であれこれ。その時点ですでに楽しかったです。いろいろホラーのことをお話しできて。

イベントはそれなりにお客さんも入り、牧野さんのおかげでいい感じでトークが進行し、情報盛りだくさんの2時間となりました。牧野さんのホラー体験とかデビュー前後の経緯をうかがいながら、ホラー定着の流れをおさらいするという流れ。先日亡くなった鈴木光司さんのお話からはじまって、ウルトラQ、筒井康隆の衝撃、高校生作家デビューの話、幻想文学新人賞や日本ホラー小説大賞のこと、小林泰三さんの思い出、謎の作家「幽戸玄太」の正体、モキュメンタリーと実話怪談のことなど。ホラーは語り方だ、という解説などは聞き応えがありました。しかも終始絶妙なユーモアが漂うあの牧野さん独特語り口でありまして、横でうかがっていてもほっこり和む感じなのでした。




お客さんも牧野さんファンが来ておられて(埼玉県から来られた方も)会話を交わしておられました。書籍も10冊持ち込んで9冊売れ、非常にいい成績。それは牧野さんが漂着便というおまけをつけてくださったからでしょう。重たい本を持っていってそのまま持ち帰るのはつらいからなあ。売れてよかった!会場には作家の最東対地さん、織守きょうやさんにも来てもらって、心強かったのですが、さらに後ろのほうには我孫子武丸さん、北野勇作さんも座っておられて、いやあ、なんというか豪華な会場であった。配信を見ていたら田中啓文さんからもコメントが入り、ううむ、ありがたいことです。

イベント後はサインなどをして、皆さんとご挨拶。イベントを続けると顔なじみの方々もできて、またXで繋がっている方も初めてきてくださったりして、なんというかありがたい限りなのであった。私は極めてポンコツであるが、ありがたいことに人には恵まれている人生である。撤収してラテラル前の店で打ち上げ。最東さん、織守さん、我孫子さん、北野さんも来てくださって6人で楽しくホラーの話をする。あの映画が、というと大体の人が見ている状態で、とっても話が早く、ホラー好きが集まる機会ってそうそうないから楽しかった。我孫子さんと織守さんが行ってきたという上海のお化け屋敷のこともうかがう。向こうではずいぶん盛りあがっている様子である。

6時半くらいまで楽しく飲んで(さらっと入ったが美味しいお店だった)、駅まであるいて解散。ハッピーデイ。我孫子さんには駅構内を歩きながら「ライター一本で生活してるの、それは大変だなあ」と言われる。そうです、大変なんです。配信よ売れてくれ、と思う。




新大阪駅で家へのお土産あれこれ買う。出張をするとお土産を買うことになり、結局赤字になるのであるが、まあ一日留守にしているからいいでしょう。いつもは遅い時間に行くから買えないりくろーおじさんのチーズケーキ、今回は無事買えた。それでも15分くらい並ぶ。あとは堺のけし餅とか、千枚漬けとか。しかし新幹線って思ったより揺れる。こんなに揺れるんだっけ。と前回もそういえば思ったな。意外と本も読めず、ついXなどを眺めてしまうが、それでもがんばってテープ起こしを30分進める。がんばっておかないと、帰ってからたいへんだ。と思ったけど、まあそこまでがんばれる人間でもないので、体を休める。

日付が変わる前に帰宅して、お風呂に入って寝る。


(牧野修さん、私、我孫子武丸さん)

2026年5月31日日曜日

怪老人日乗:5月31日(日)

ぺろりんぺろりん。おはようございます。朝が来てしまったらどうなるでしょうか。教えてくれクイズ王。河童の甲羅の内側に潜むクイズ王よ。

というわけで毎回思うがどうして1段落目から本題に入れないのであろうか。昨日の日記を書くぞ。日記ってその日に書くのかなあ。遡って書いてもいいのかなあ。分かりません。ところで(ところでばっかり)このブログって大昔に取得したメールアドレスでログインしているんですよ。まだGoogleアカウントとかが一般的になる前、フリーのGmailなどが出てくるはるか前に、プロバイダーから与えられるメールアドレスで借りているんです。パソコン買い換えたりしたら、ちゃんと入り直せるのかなー。これだけくだらないことを書いているブログだから、なるべく長く続けたいですけどね。と宇宙人は言った。


昨日の日記を書くぞ。起きてねえ、まず部屋の片づけですよ。土曜日はそう決めている。平日で本だの書類だのがたまるので、土曜の朝にそれを片づける、といっても大した片付けはできず、見えないところから隠すという非常に日本社会的な、その場だけなんとかすりゃいいでしょ精神なのであるが、きちんと根本的な片付けをすると時間がかかるので、見た目だけ整っていればいいことにする。

で片づけてからですね(落語家ヨネスケの動画を聴きながら片づける。いろんな噺家さんが出てきて面白い)ちょっと前に送られてきたゲラの確認。アンソロジー関係のもの。プロフィール含めて問題なしで、契約書に署名捺印して戻す。週明けに届いてほしかったのでバイクに乗って大きめの郵便局まで。ちゃんと窓口が開いていて、来た甲斐があった。郵便局も縮小傾向だから、土曜に開いてるところはありがたい。

その後イベントのための本読み。加門七海さんの『祝山』『目嚢』『裂神』再読して、トークで質問することを考える。お昼食べて午後もそんな感じ。その後、某月刊誌の作業をして、あちこちに請求書を作成して送る。請求書作りが苦手という人もいて、その気持ちも大いに分かるのだが、お金が関わっていることなのでせっせとやる。多少は手間だがコロナ以降、PDFでも送っていいということになったのでだいぶ楽。昔はプリントアウトして郵送していたのだ。あとは文庫解説を書き進める。実は1日締め切りのものが複数あって、耳鳴りがしそうなほど忙しい。しかしなあ、焦ってもどうしようもない。無念無想、禅の気持ちで電信柱を見ていたら、陰からおばけが出てきて仰天した。仰天ちゃんである。0時くらいに寝る。

で今日は朝5時に起きられたんで本読み。午後から横浜でのイベントがあり半日は出てしまうので、それまで原稿をどれだけ進められるか。勝負だ和尚。そういやzozoに注文していたムック(バンドじゃなくてガチャピンと対の方)のTシャツはいつ届くのだろう。

2026年5月30日土曜日

怪老人日乗:5月29日(金)

怪老人といえば江戸川乱歩の『孤島の鬼』なんです。「ふたたび、怪老人」といういかした章タイトルがあるんですね。というわけで今日も怪老人を探してまいりましょう。えーと、どこかな、どこかな。戸棚の中かな。戸棚恵梨香。

今日は一日トークイベントの準備に追われていた。夜19時半から池袋シネマ・ロサにて岩澤宏樹監督の映画『クニコからはじまる話』の舞台挨拶にお呼ばれしていたのである。心霊ドキュメンタリーの世界は鬼のように詳しいファンがいて、私なんてとてもとても、という感じで遠慮していたのだが、岩澤監督はわたしの本もかなり読んでくださっている様子で、だったら小説方面の話をするのもありか、と思って舞台に臨んだのでありました。

とはいえ不安なので心霊映像をあれこれおさらいしまくる。やはり『心霊玉手匣』は名作で、ラストにはシューゲイザーが流れるし、エモい心霊映像の筆頭だと思います。その『心霊玉手匣』に出ている髙尾勇次さんが『クニコからはじまる話』にも出ていて、見返してよかったと思ったのでした。

ノートに今日のしゃべることをあれこれ書き込む。ここまで準備しなくてもノリと勢いで成立しなくもないのだろうが、まあ準備はやり過ぎということはないのです。でトークは19時半からだけど、間に合わなかったら怖いので18時くらいに家を出る。しかしまあゆっくりで気が楽だ。シネマ・ロサの前でちょっと待っていたら岩澤監督が向こうから歩いてきて、いきなり握手してくれました。

控え室で打ち合わせの後、トーク本番。わたしがあれこれ感想を述べ、それに対して制作の意図とか舞台裏を語っていただくという流れ。お伝えしたかったのはエモい心霊映画であること、青春ものであること、記憶テーマであることなど。さらに物件ホラーであるという話もできて、大体しゃべりたいことは詰め込んだけど、それでもアッという間に25分経過。事前の打ち合わせでは「ホラーの歴史を語りましょう、北海道の話もしましょう、小池壮彦さんの怪談の魅力についても」などと盛り上がっていたのだが、そこまでの時間的余裕はとてもなし。まあ作品の話メインであるのが一番いいので、時間が足りないくらいでちょうどよかった。

来場していた髙尾勇次さんもステージにあがって記念撮影。上映後、岩澤ファンの皆さんともちょっとお話ししたり、写真に写ったりする。岩澤監督のファンサービス、見習いたいものである。大阪や秋田から見に来たという人もいて、心霊ドキュメンタリー文化の厚みをあらためて感じる次第だった。

さらりと解散になったが夜の都会で何かしてみたかったので、さりとてお酒を飲めないので飲み屋には入れないので、いつものごとくでミスドに入る。しかし「あと3分で閉店ですがいいですか」と暴力みたいなことを言うので、さささっと退散して駅ナカのスタバで座ってから帰宅。なぜかバナナのドーナツを食べてしまった。


(写真はシネマ・ロサのX投稿からお借りしましたよ)


2026年5月27日水曜日

怪老人日乗:5月27日(水)

昨日は「ダ・ヴィンチ」休刊のニュースが日本中を駆け巡っておりました。私は少し前に聞いていたんですが、やっぱりウエッという感じでありましたし、何なら教えてくれた編集部の方々もウエッという感じでしたね。突然の決定だったようです。私は渋谷に会社があったメディアファクトリー時代からずっとお世話になっていましたので、淋しいものがあります。お金がという問題もあるんだけど、それより人との繋がりが途絶えてしまうのがなあ。会社勤めをしたことがない私にとって、「ダ・ヴィンチ」を介して知り合った人たちとの縁というのは、やはり得がたいものなのであった。「ダ・ヴィンチ」で書いているといえば通りもよかったし、いろいろな意味で支えてもらった雑誌だと思っております。

んで。昨日はそんなことをXに投稿しつつ、午後は飯田橋で取材一件。ホラーなやつ。動画も同時に撮るというのであまりヘドモド喋らないように気をつけた。インタビューのテープを後で聞くと「えへら、えへら」という感じで阿呆のしゃべり方をしていることが多いので、あまり無駄な相づちは打たないようにする。すると無言でニコッとする、うさんくさい久本雅美的雰囲気が漂ってしまった。ように思う。難しいものである。

取材には革靴で行った。いわゆる革靴探検隊というやつだが、革靴探検隊は疲れるので帰宅してへばる。夜は原稿書き続きして、お風呂で津原泰水『烏と孔雀』読んで早めに寝た。

で今日。明け方に起きて原稿書き続き。対談原稿仕上げてメールする。6000文字。さらにアンソロジー関連の作業。NGが出てしまったものの代案を決めて送信。お昼は木下龍也氏にいただいた沖縄のソーキそば。アンソロ作業はなんだか頭を使ってくたびれるのだが、これから好書好日の時評書き、文庫解説Aをやる予定。文庫解説Bとアンソロジー解説Cの作業もあるので、おひょひょ丸のように時間がない。おひょひょ丸は幕末、時間があまりにないので側転で通勤したと云われているということじゃ。




2026年5月26日火曜日

怪老人日乗:5月26日(火)

毎朝コーヒーを玄関先で挽いている。ご近所さんに見られると恥ずかしくてすぐに引っ込んでしまうのだが、別に悪いことをしているわけじゃないから、隠れることもないか。今日も隠れてしまったけど、逆に変だった。変態だった。反省した。明日からは堂々とコーヒー豆を挽こう。ところで外でコーヒーを挽くのは、粉が床に飛び散るからというのもあるんだけど、ただ外気を吸いたいのと、「大どろぼうホッツェンプロッツ」のおばあさんがよく外でコーヒーを挽いていたからである。

さて昨日は帰ってきてちょっと仕事。11時くらいには寝る。今日は5時半に起きて原稿書き。やっぱり5時台に起きると調子がいい。2時とか3時は早すぎだい。対談原稿それなりに進めて、これから続きをやりたのだが、他にもいくつかやることがあって日記に逃避してきた。午後は取材。外出予定がある日はそのことが気になってしまって、一日落ち着かない。タイマーをかけて小刻みにいろいろ進めよう。



イベントあります。それぞれ予約してください。コンプリートしたあなたには特典として脳みそに刺青を入れてあげましょう。

2026年5月25日月曜日

怪老人日乗:5月25日(月)

あばばばば。黒いモグラにそっくりの月曜日である。ところで今日の昼頃「上白石ドクロ」という人名を思いついたのだが、どこにも使い道がなさそうなのでここに書いておく次第。今日は4時起き。昨日は11時半くらいに寝たので、まあまあの睡眠時間である。最近はもう忙しいので5時間くらいでいいやという感じ。

早朝、実家からラインが来て朝日新聞朝刊の鈴木光司氏追悼文、さっそく読んだという。金曜にゲラを戻した記事、今日が掲載日なのだった。オンライン版にも転載されている。奇しくも『このホラーがすごい!2026年版』の刊行予告も出て、そこには追悼文で言及した鈴木さんの4月のインタビューが載っている。おそらくこれが生前最後のインタビューだったのだろうと思う。

さて明け方に起きられたので対談記事をひとつ完成させて、8時くらいにメール送信。さらに映画の推薦コメントを1本書く。その後西国分寺駅に出て歯医者。親知らずが虫歯になっているそうで大いに削る。麻酔をされてしまった。そのまま久しぶりの中央線(たまに乗るとスピードが速くて揺れると感じる)に乗り飯田橋。某月刊誌の校了日だったのでその作業を夕方まで。

合間にメールやり取りいくつか。K社から連絡あって知人の翻訳書の推薦文の依頼。知人、というか古い友人なので喜んでお引き受けする。あちこちとメールやり取りしているが、これってまだ脳が元気だからで、衰えてきたら絶対連絡とか忘れるよなーと思う。ただでさえ同時にあれこれ考えるのが苦手な人間なのだ。

結婚記念日だったので池袋西武でレモンパイ買って帰る。5月は奥さま誕生日、母の日、結婚記念日とイベントが続いてケーキを食べる機会が多い。そして常に金欠だ。帰宅してお夕飯食べ、レモンパイを食べて原稿作業に戻る。『このホラーがすごい!2026年版』Xでの反響は上々のよう。あとは売れることを願うのみ。




2026年5月24日日曜日

怪老人日乗:5月24日(日)

このところ右肩が痛いわけですよ。肩こりとも違うし、うーん、いわゆる五十肩なのでしょうかね。腕を上げると痛いのである。先日会った姉もおなじ症状で、片側を向いて寝るとそうなるらしい。わたしはうつ伏せで寝たり、横向きで寝たりするのが好きで、まっすぐ向いて寝るのがむしろ苦手だったりするのだが、それをやると肩に無理がかかって痛めてしまうのだそうな。うーんむ、自由に横も向けないとは。

そんなわけで腕をかばって暮らしているのである。いきなり前からボールが飛んできても、右手では受けられない。左手なら受けられるけど、右手の場合そーっとあげる感じになります。ボール投げないで。

昨日は仕事して美容院に行った。美容院はいまだに前に住んでいた国分寺のお店。10年くらい通っているが、昨日になって美容師さんが「YouTubeで怪談をよく聴いている」ということが判明。ウォーキングしながら朗読を聴いたら脳トレになる、というようなことをテレビで見て、何を思ったか怪談を聴き始めたらしい。もじもじしているので「わたしも怪談好きですよ」と伝えると、嬉しそうにしていた。「アカシックレコードって知ってますか」「知ってますよ」「じゃあ三木大雲は知ってますか」というような話もする。通い始めた当初はバイク(ベスパ)という共通点があって、そういう話が多かったのだけど、その後健康問題だとかプロ野球の話になり、ついにこちらのフィールドである怪談の話題が出た。あまり食いついてもまずいと思ったので、さらっと流しつつ次回に期待。

しかし結構切ってなかったので、切ってもらっても短くなった気がしない。もうちょっと切れば良かったのかもしれないし、これでよかったのかもしれないし、髪が長いとどこまで切るべきか難しいものである。こないだ澤村伊智さんにお会いした際に「どうして髪を伸ばしたんですか」と尋ねられたのだが、若い頃はずっと長かったのだ。その後しばらく短い時期が続き、なんとなく気分でまた長く戻そうと思った次第。流行の推移とか、そういうのも若干影響しているかもしれないが、まあ要はずっと同じ髪型(ツーブロックのほどほどの短髪)をしていて飽きたのである。

パーマをかけると2時間半くらいかかり、終わったら20時。帰宅してお夕飯食べてアド街を見る。西武線特集第2弾で東長崎、新しいお店も歴史のあるお店も活気があって、いいなあ、同じ路線でもうちの近所と全然違うなあと思いました。インタビュー記事2つ、映画のコメントを仕上げて、解説を書かねばならぬ。がんばろう。

2026年5月23日土曜日

怪老人日乗:5月23日(土)

 毎週土曜の朝には部屋の片付けをすると決めている。一週間のうちに荷物がごちゃごちゃになってくるので、一旦それをリセットするのである。おほほのほ。というわけで今日も片付けをした。バブーバブー。昨日は疲れてすごくいっぱい寝てしまったので元気マンである。いや、疲れているなら元気じゃないのか。菫ひまわりフリージアである。

昨日は雨でしたねえ。一昨日も雨でした。一昨日のことから書きましょうか。どこにも出ないで済んだんだよな。それで仕事をしていたのだと思うが、原稿を書いた記憶が、ああ、そうか。新聞の原稿を書いていたんだ。それで午後は虚脱。しかし全国紙の朝刊の記事を書くのだから、わたしも立派になったものだ。あまりの事態に尻がもげそうだ。で昨日。仕事をすればできたけど、時間が少しだけ空いたので急遽動画の撮影に行く。今回もお金を払ってレンタルルームを借りた。

ホラー紹介の動画、やってもやらなくてもいいし、正直うーん、めんどくさいなあという気持ちもあるのであった。でもXとはまったく違った層がYouTube視聴者にはいるはずで、そこでは『日本ホラー小説史』も『現代ホラー小説を知るための100冊』もまったく認知されていないはずで、ホラー小説のきちんとした情報も流れていない。なのでやらないといけないなと思った次第。

よく家電を選ぶときなどにYouTubeを参考にするけれども、その人がどういう属性の配信者かということはまったく気にしないで、検索して目についたものを見て、それっきりチャンネル登録もせずに忘れるけれども、そういう感じでいいと思うのだ。あたかもカメラやパソコンを紹介するように、基本的な情報だけ淡々と出していこうと思っています。8回分くらいたまったのでそろそろ編集して公開。月に1度撮影して、それで一か月もたせるといるスタイルであるが、始まってしまったらやめられないので怖くてなかなか公開できない。

というわけで昨日は動画の撮影が午前から午後まで。3時間かけてもそんなにたくさんは撮れない。まあいいや。お昼食べて帰宅する。朝の2時半から起きていたので帰宅してどっと疲れが。仮眠。またSpotifyでアメリカの殺人鬼ファイルを聴く。平山さんの解説が聴きどころだが、イケメンボイスの声優のぞわっとするナレーションにも少しずつ慣れてきた。仕事すこしやって寝る。で起きたら今日だった。当たり前すぎる。狂気の世界。





ブログでも宣伝します。大阪のイベントに来てください。完売するまで宣伝しつづけるから、このブログを見ている世界で10人くらいのきみも無視するわけにはいかない。いや、ほんとにこのブログはねえ、カウンターがついてるんだけど、一記事10人くらいしか読んでない。多くて20人。すげえよ。霊的エリートとしかいいようがない。お墓の前に集合だ!!ダッシュ!四駆郎!!しかしわが子に「四駆郎」って名づける親はどうなんだ。

2026年5月21日木曜日

怪老人日乗:5月21日(木)

もっくもくの木曜日だああ。というわけで木曜日ならではの木のありようについて考えてみませんか?ところでマッチングアプリというのを知らない世代であり、もし自分が若かったり独身だったりしたら使っていたのかもしれないが、そういう場ではまず自分が受け入れられない気がしていて、それどころか木がしていて、木木木木と木人間になってしまうところであった。この場合は年取っててよかったです。

お、モット・ザ・フープルの「ホナルーチ・ブギ」が流れてきた。CDでモット・ザ・フープルの「モット」というアルバムを久しぶりに聴いているのだ。ホナルーチという言葉は意味がないそうだが(歌詞カードでも「ホナルーチ・ブギ」と訳されている)まあ意味がなくてもかっこいい曲である。イエローモンキーのカバーも非常によくて、特に吉井和哉翻案の日本語詞がとてもよくて、どっちもおすすめです。あそうか。雨の日だからこの曲が聴きたくなったんだな(日本語版の歌詞に雨の日のことがでてくる)。モット・ザ・フープルはグラムロックに分類されることがあるけど、まあそんなにグラムっぽさ(つまり変態っぽいところ)はなくて、比較的ストレートなロックンロールバンドなんですが、なんか実直で人のいい感じがあって好きです。曲がいいしね。




そんなわけで今日は雨である。朝から。結構肌寒い。さっきぶらっと侍のようにスーパーに出たら寒くて凍えそうになった。まるで江戸期の凍え侍だ。スーパーでは南部せんべいを買ってきた。南部せんべいというのはあまり食べる人もいなさそうだが、北海道では比較的よく食べる……ということもないか。わたしが好きだからやたら食べてるだけだな。ピーナッツの入ってるのが好き。本場は南部だから青森なんでしょうが、岩手にもよく売ってますよね。でそれを囓りながら仕事を2つこなす。ひえー。

さかのぼって書きますと昨日は原稿の締め切り日。何を思ったか映画『サンキュー、チャック』を前日に予約してしまって、がんばって書いたら映画に行ける!と思ったのだが、朝4時に起きて書き出したけど全然間に合いそうな感じではなく、代わりに奥さまに行ってもらった。映画は面白かったらしい。うーん。まあそのおかげで原稿はなんとか完成。正午までにと言われていたが、ちょっと超過。しかし担当氏にはいい原稿だといってもらえたので、粘ってよかった。なにしろ先日亡くなった鈴木光司氏の追悼文なのである。一生懸命書いた。近々某新聞に掲載されます。

そこから慌てて家を出て、神保町で取材。月村了衛氏に新作『テロル』についてインタビューする。記事の担当はSさん、カメラは好書好日でおなじみの種子さんだった。取材を終えて飯田橋。某月刊誌の編集作業をさらっとしてたら20時。帰宅して21時だった。電車が混んでいるのでSpotifyでアメリカの連続殺人鬼のポッドキャストを聴く。声優の声と軽いコメントに背筋が悪い意味でぞわぞわっとするのだが、途中に差しはさまれる平山夢明さんの解説がいい。ここだけで値千金という感じ。

火曜日は自宅で仕事してたのだっけな。たしかそんな気がいたします。いろいろやることが堆積してきて順番にこなしていたのだと思う。録画していた『アド街』所沢の回をさらっと見る。所沢はお団子屋さんが多いようだ。夜は子供をムエタイ道場に連れていったり、合間に図書館で資料をかり出したりした。

月曜日は歯医者の予約があったので、昔住んでいた中央線の西国分寺まで。暑い日だった。久しぶりの歯医者で(約3年ぶり)どうなっているかと心臓が失禁しかけたが、虫歯がひとつ。もっとグジャグジャに混沌の巷かと思ったので、ほっと安心するが、その虫歯は結構大きく、しかも親知らずにあるから治療は大変みたい。どうしようかなー。ってわたしが悩むことでもないのですが。わざわざ昔住んでいた町に行ったのは、別にノスタルジーではなくて、その歯医者にカルテとかレントゲンとかが揃っているからです。久しぶりの西国分寺は、あまり変わっていなかった。


(昔よく通っていたドトール。部屋が狭いので日参していた)


帰宅して仕事やってたら夜ご飯。18日は誕生日なので家でおご馳走とケーキを食べた。プレゼントに洋服とどら焼きをたくさんもらう。それにしても20代が終わって以降、本当に早い。時間の流れと心の成長がまるっきり釣り合っておらず、ばか節が聞こえてきそうである。ところで「ばか節」というのはまた私が作ったデタラメ言葉だとお思いになるのでしょうが、ちゃんとそういう曲があるのです(三上寛)。