2017年12月30日土曜日

怪老人日乗:12月26日(火)

快晴。
年賀状はまだ終わっていない。午前中かけてなんとか印刷を終え、お昼を食べたのちもせっせと宛名を書いていたのだが、そこでタイムオーバー。トランクに荷物ぎゅうと押し込んで、羽田空港に向かう。今日から郷里の函館に帰省である。
いつもは品川から京急を使うのだが、今日はなんとなく浜松町よりモノレール。窓から見える景色はモノレールのほうが断然面白い。物流倉庫、コンビナート、重機、埋め立て地、高層マンション。たいへんに近未来的であり、かつまた永遠に「普請中」である東京の一面をよく表した景色にもなっていて、特車二課のレイバーでも歩いていそうな雰囲気であった。珍しい色のクローラークレーンをたくさん見る。


羽田空港に無事到着するも、北海道は折からの大雪。予約した便も「条件付き運航」の表示が出ている。つまり飛ぶことは飛ぶけれど、悪天候のため着陸できない場合は、羽田に引き返すか、札幌の新千歳空港に着陸しますよ、というむちゃくちゃ運航である。3時間も飛行してもといた場所に戻ってくるのも不条理なら、ホテルも予約していない町に突然下ろされるのも不条理だ。しかし雪国の人間は、ま、そんなものかと諦めている節もある。


使用機到着遅れで20分ほど遅れて離陸。気圧が乱れて、ぐらんぐらん揺れまくる。ふわりと体が浮くたび(ファイナル・デスティネーション!)と思い、がくんと沈むたび(アナザー!)と思う。さすがの揺れに子どもが吐いたりしたけれど、飛行機はなんとか函館空港に到着。荷物を受け取って外に出ると、猛吹雪である。駐車場の車に行き着くまでに遭難してしまいそうだ。
1年ぶりの実家で夕飯とり、深夜まで年賀状書き。
写真は函館ではおなじみの黄色い消火栓。しかしこんなに雪のある12月も珍しい。






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